見出し画像

アプリをプロモーションするにあたり、最悪の状況を考えてみる①

僕が新規事業部に配属されてから約5ヵ月が経過しました。この期間は主にアプリの仕様を決めたり、修正作業を行っていました。今回参入しようと考えている業界は独占市場にあり、主に2強という状況です。本当はもっと詳しく書きたいのですが、まだプロモーションをしていない関係で控えておきます。

プロモーションはGW明けを考えており、うまくいけば5/10を予定しております。

今はとにかく準備の期間で、一部仕様の変更があったのでちょっとバタバタとしていますが、これから起こりうることをイメージしながら先に待ち受ける壁を乗り越えるための対策を考えています。

当然、いくら先回りしてもうまくいかないこともあるとは思いますが、今僕ができることはこれくらいです。ペテルギウス・ロマネコンティに「怠惰デスねぇ」と言われないようにこのGWを使ってできる限りの準備をしたいと思います。

まずその前に今回プロモーションするアプリはジャンル的には、男女のコミュニケーションアプリです。なので男性と女性の両方をバランスよく集めてこないといけません。そして、課金が発生するのは男性のみという仕組みです。それを踏まえて、男女で切り分けて躓きポイントをピックアップする必要があります。

今回のnoteでは男性に焦点を絞って考えてみたいと思います。まずは箇条書きで。

・アプリのインストール数が少ない

・プロフィール登録をしてくれない

・クレジットカードを登録してもらえない

・月額課金をしてくれない

・アプリの利用頻度が低い

こんなところでしょうか?他にもたくさんあるとは思いますが、一旦はこんな感じで。それでは次に一つ一つを更に深堀していきたいと思います。

アプリのインストール数が少ない

プロモーションをしているにも関わらず、アプリのインストール数が少ないということは、プロモーション方法がまずい可能性があります。

その前に今回のプロモーションはFacebook広告をメインとしたプロモーションを行う予定です。Facebook広告の場合は、セグメント(年齢、性別、地域など)をきることができるのである程度自分たちが想定したユーザーに対してアプローチすることが可能です。

しかし、あまり詳しく書きませんがFacebook広告は審査とかいろいろめんどくさいのですぐに開始できるわけではありません。

それを想定して、セグメントをきらないプロモーションも検討しています。この場合、基本的に男性に向けてアプローチすることは可能だが、自分たちが想定しているユーザーに対してアプローチをすることができるかどうかは分かりません。

なので、広告素材や広告テキストが重要になってきます。この2つがユーザーの心を動かさない限りアプリをインストールしてくれる可能性は低いです。

また、ちょっと話が前後しますが、インストール数が少なかった場合、自分たちのお客さんになってくれそうな人たちが集まっている場所でプロモーションが打てているか?というところも見直す必要がありそうです。

簡単にまとめると、アプリのインストール数が少なかった場合3つ箇所に注目し、改善をする必要があります。それは、セグメントが切れる領域でプロモーションを行う、広告素材・テキストの見直し、適切な場所でプロモーションができているか?です。

プロフィールを登録してくれない

次にプロフィールを登録してくれない理由について考えてみます。コミュニケーションアプリでは、プロフィールというのは非常に重要です。ちゃんと記入してくれる人ほど、ヘビーユーザーになってくれる可能性が高いからです。

ちょっと想像してみると、”思っていたアプリとちょっと違った、プロフィールを登録するのがめんどくさい”この2つが浮かびました。

”思っていたアプリと違った”というのは、プロモーションの問題なので、適切な場所でプロモーションをする対策で解決できるのではないか?と思います。

問題は、”プロフィールを登録するのがめんどくさい”こっちの方です。アプリ自体には興味があってインストールしてみたものの、途中でしかもプロフィール登録の場面でめんどくさくなってしまったパターンです。僕もこれはよくあります。

ただ、こういう人は基本的にヘビーユーザーになってくれる可能性は低いです。良くてライトユーザーです。しかし、「じゃあいいや」ってここで思考を停止してはいけません。なぜならほとんどのサービスでは圧倒的なライトユーザーのおかげで売り上げを確保しているからです。ライトユーザーほど重要な人たちはいないのです。

で、肝心の対策ですが、プロフィール登録画面もしくはインストール直後の画面で自分事化させることが重要だと思いました。具体的には実際にアプリを使って楽しんでいる様子や、アプリを使って目的を達成した様子をイメージさせるということです。よりリアルにアピールするためには、画像やテキストを使う方がより効果的かもしれません。

クレジットカードを登録してもらえない

アプリの仕様の話に戻りますが、今回プロモーションを予定しているアプリは男性に課金をしてもらい収益を得るモデルです。

そしてクレジットカードを登録してもらうことで、あるキャンペーンが発動するようになっています。それはAmazonやyoutubeなんかでも実施している。30日間の無料キャンペーンです。

クレカを登録してもらい、キャンペーンが発動。まずは無料でサービスを使ってもらう。そしてサービスに満足いただけた場合、翌月も継続利用してもらい月額課金が発生するという仕組みです。

このクレジットカードを登録してもらえないケースを考えてみます。

・・・・・

5つもありました。

”運営会社の信用性の問題、課金が発生する仕組みが良く分からない、月額課金が高すぎる、クレジットカードが登録できない、期待するサービスではないと判断した”

ちょっと長くなりそうですが、深堀して考えてみたいと思います。

”運営会社の信用性の問題”

信用できないアプリは利用しないという信念のもと、生きている人は一定数いると思っています。これはこれでセキュリティを意識したリテラシーの高い人であるともいえます。

これに対する対策としては、会社の実績をある程度表に出したり、アプリの説明ページで会社のことに触れるしかないかな?と思っています。実績を表に出した上で、クレカを登録しない選択肢を選ばれた場合、もうこれは仕方がないと思っています。

”課金が発生する仕組みが良く分からない”

無料期間を経て、月額課金に変わるというのが理解できない。ちょっと怖い。と思っている人も一定数いると思っています。ITリテラシーが少し低めの方です。若い人よりも、50歳以上の男性に多くいらっしゃるように思います。

この場合、導線やテキストを見直してもう少し丁寧に説明をしてあげる必要があると思っています。やっぱり不安を抱えたままアプリを使うのってちょっと嫌ですよね。気が引けるのも分かります。

”月額課金が高すぎる”

正直これを言われてしまうとどうしようもないのですが、金額に納得してもらうことができず、クレカを登録してもらえない可能性も十分あります。

この場合ユーザーの頭の中で、「体験価値<月額料金」となっている可能性が高いです。体験で得られる価値よりも、月額料金の方が価値が高いと思われている状況です。

この場合、プロモーション先が間違っている可能性が高いので変更する。もしくは値下げするという2択が浮かびますが、基本的に値下げは最終手段だと思っていますし、基本的に簡単にやるべきではないと考えているので、プロモーション先を変更するのが先決では?と思います。

”クレジットカードが登録できない”

これはシンプルに不具合ですね。修正一択です。

”期待するサービスではないと判断した”

これもプロモーションを工夫することで解決できるかもしれませんが、うまく誘導することでライトユーザーに変化させることもできそうです。

ちょっと違うかな?と思ってもその後のアプリ内訴求で、気持ちを変化させることができるかもしれません。

アプリの中でベネフィット(理想形)をイメージさせることに成功すれば、もしかしたら良い結果に繋げることができるかもしれません。

月額課金をしてくれない

月額課金をしてくれない。ということは逆に言えば、クレカ登録を行い、無料期間を楽しむ分にはやってみたいと思った。でも課金するほどではなかったということになります。

この人ははうまく行けばヘビーユーザーになってくれるかもしれませんね。特に今回のアプリは男性しか課金をしないので、この無料期間が生命線でもあります。

ユーザーは、無料期間で自分が想定していた体験ができなかったと考えることができそうです。

では、どのような体験がユーザーにとって理想だったのでしょうか?そこから逆算して考え、対策をする必要があります。もしかしたら、女性とコミュニケーションができなかったのかもしれません。そういう場合、何か自分からコミュニケーションをとれるきっかけのようなものがあった方がいいのかもしれません。

対策として一番有力なのは、コミュニケーション相手の女性ですね。

アプリの利用頻度が低い

これは、どのアプリでも課題になっているような気がします。僕もですけど、スマホの中に一回だけ起動させてそれっきりになっているアプリっていくつかあります。めんどくさくて削除もせずにそのままになっているんでよね。

何かきっかけなどあれば再度起動する可能性があるかもしれませんが、そのきっかけってなかなかないです。

しかし、アプリ開発者ならこのきっかけを作ることができそうです。例えばプッシュ通知。ユーザーがプッシュ通知をオフにしている場合、これはまったく有効な対策ではありませんが、プッシュ通知は思い出してもらうためにはかなり使えるツールです。

あとは何でしょうか、アプリの利用頻度を上げる対策。初回起動の際に良い体験をしてもらうっていうのもアプリの利用頻度に繋がりそうですね。最初に楽しい!って思ったら翌日も起動してもらえる可能性は高いですし、最初に楽しくない...って思ったら恐らくそのアプリはもう起動しませんよね。

なので、初回起動の初体験にこだわるっていうのは重要そうです。

ちょっと具体性に欠けますが、考えるヒントにはなる気がしています。ちょっと疲れたので今日はこれくらいで終わり。

良かったら、参考にしてみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?