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疲労のサイン

疲れが溜まったら、吃音症の症状出るんです。しかも、電話限定で。

吃音症って知ってます?言葉が詰まってなかなか出なくなるやつです。小学生や中学生のときにクラスにいませんでした?

それがきっかけで人前で電話をするのがものすごく苦手になりました。

吃音症がはじめて出たのが、新卒で入った営業職の時。

毎日毎日仕事で失敗していて、そのたびに先輩や上司から叱られていました。その中でも特に怖い上司がいて、たくさん叱られました。

やがて、上司からの電話に出るときに「お疲れ様です」という言葉が出なくなりました。でも話をしなければいけないので、なんとか「お疲れ様です」を絞り出します。

そうすると、「おおおお、お、お疲れ様です」みたいになってはじめて自分の異変に気がつきました。

そんなぼくの異変にも上司や先輩は御構い無しで、ぼくがなかなか言葉が出ないのを面白がって不恰好なお疲れ様ですを録音して、他の部署の人に送って遊んでいました。

当時は全然気にしませんでしたが、今思えば結構なパワハラですね。笑

結局その営業の会社は1年半くらい勤めて辞めてしまったのですが、吃音症だけは残りました。

普段の仕事ではあまり電話を使わないのですが、たまに外部の取引先と電話をすることがあります。

最近は電話をしても吃音症は出ていなかったのですが、つい先日です。英語の勉強も再開して、疲れが溜まっていたのでしょう。「お疲れ様」が全然出てこなかったんです。

まあ、でも吃音症も慣れっこなので、「あ、きたな」という感じで、なんとか誤魔化しました。

ただ、やっぱり吃音症が出てしまったことにストレスを感じます。あと、またいつ言葉に詰まるかわからないという恐怖もあるので、余計気にしてしまうんですよね。

多分これ吃音症あるあるです。気にすれば気にするほど、言葉って出なくなるんです。気にしないのが一番。でもそれが難しい。

吃音症が出た時の対策はこんな感じ。

「お疲れ様です」じゃなくて、「つかれさまです」にするとか、「お世話になります」じゃなくて、「世話になります」にする。

電話越しで話をするのが苦手なので、あえてビデオ通話で商談するとか。

自分でいうのもなんですが、真面目なひとに現れる症状だと思います。ちゃんとしないといけないって思いすぎているんでしょう。

もっと適当に生きるってのはぼくの課題かもしれません。



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