【商業簿記ラスト🔥】補講論点(契約資産&吸収合併における時価評価)を整理していきます📚:エッセンシャル会計学 No.49
会計・財務についてもっと学びたい🔥
会計業務や経理、財務、簿記についての基本的な知識を持つことは、ビジネスパーソンにとって重要であると感じています。
今後、定期的に投稿していく【エッセンシャル会計学シリーズ】では、会計業務の重要性から経理や財務の役割まで、私が勉強したことをわかりやすくアウトプットしていきたいと思います🔥
さらに、経理業務の具体的な内容や財務業務の目的、簿記の種類と特徴についても詳しく掘り下げていきたいです💛
そして、日商簿記検定2級合格を最終的な目標として会計学を勉強していきたいと思います!
ビジネスにおける財務情報の管理や経営判断の基盤となる知識を身につけるため、ご一読いただけますと幸いです💖
前回のお復習い📑
契約資産の会計処理
まずは、①契約資産について考えていきます。
収益は認識したものの、対価の受け取りが済んでいない場合には、通常は顧客との契約から生じた債権として「売掛金」勘定(資産)を計上します。
しかしながら、その対価の受け取りが無条件でない場合(対価を受け取るためには、時の経過以外の条件が必要な場合)は、「契約資産」勘定(資産)を計上することになります。
すなわち、収益認識に関する会計基準を考慮する必要があるのです。
以下に、仕訳例題をひとつ演習しましょう!
当社は、2月1日にX社に対して、商品Aと商品Bをそれぞれ500円、900円で販売する契約を締結し、同日に商品Aを引渡し、その後、3月1日に商品Bを引渡した。
なお、代金の請求は商品Bの引渡後に行われる契約となっている。
$$
\\2月1日の仕訳\\\begin{matrix}\\借方:金額&貸方:金額\\契約資産:500&売上:500\\ \end{matrix}
$$
問題文より、商品Aの代金を請求するためには、商品Bの引渡が条件となっていますね。
このため、対価の受け取りについて無条件の権利を有さないのです。
したがって、2月1日時点での仕訳は、顧客との契約から生じた債権となっていませんから 「契約資産」勘定を計上することになるのです📝
そして、3月1日の仕訳は以下の通りとなります!
$$
\\3月1日の仕訳\\\begin{matrix}\\借方:金額&貸方:金額\\売掛金:1400&売 上:900\\&契約資産:500\\ \end{matrix}
$$
3月1日時点では、商品Bを引渡が完了しています。
このため、商品Aの対価の受け取りについて無条件の権利を有することとなったと認識します。
よって、顧客との契約から生じた債権として「契約資産」勘定から「売掛金」勘定へ振り替えていくのです💛
吸収合併における時価評価
吸収合併をした場合、消滅会社の資産・負債を受け入れる処理を行いますが、この際、帳簿価額(消滅会社における貸借対照表計上額)と吸収合併時の時価に差異が生じている場合があります💦
このような場合は、時価により合併の会計処理を行うことになります🔖
吸収合併における時価評価に関する例題は、以下の通りです。
A社はB社を吸収合併し、対価として株式(時価3,000円)を交付し、全額を資本金とした。
なお、 合併時におけるB社の貸借対照表計上額は、現金1,000円、土地1,800円、借入金500円、資本金500円、繰越利益剰余金1,400円である。
なお、合併時におけるB社土地の時価は2,000円であった。
$$
\\吸収合併における時価評価\\\begin{matrix}\\借方:金額&貸方:金額\\現金:1,000&借入金:500\\土地:2,000&資本金:3,000\\のれん:500\\ \end{matrix}
$$
問題文において、有形固定資産である土地に関して
帳簿価額:1,800、時価:2,000と2つの情報がありますね。
このように、帳簿価額と時価に差異が生じている場合、"時価"により受け入れることが吸収合併における時価評価ということです📝
なお、のれんの算定は、合併対価3,000-受入純資産額2,500=500となります!
※受入純資産額:現金1,000+土地2,000-借入金500
本日の解説はここまでとします!
①契約資産
②吸収合併における時価評価
についてご理解いただけたでしょうか??
今後とも何卒よろしくお願いします💛
商業簿記のパートでしっかり得点できるように、一生懸命勉強していきます✨
私が考える会計学を学ぶ意義💖
会計知識は、経理や会計士だけが理解していればいいというわけではありません🔥
なぜならば会計は、経理や監査法人の会計士だけではなく、営業や管理職、経営全般まで、会社に所属している全て人にとって必須の知識であると考えているからです!
ほとんどすべての会社は、営利団体であると思われます!
つまり、ボランティアではなく、利益を追求し、事業活動を行い、会社は成長していくことを本質的な目的にしていることでしょう。
私も株式会社に就職を予定している以上、利益の出る仕組み、お金の流れは確実理解をしておく必要があることを自覚しています。
例えば、営業マンだとしても、売上の目標や予算作成に関わることがあると思います!
そして、その予算の仕組みも、売上の処理も、全て会計が関係しているのです。
また、営業の売上は経理が処理をし、会社の利益がいくらになるかを算出していくことになります!
総じて、会計を知ることで、会社にどれほどのインパクトをもたらしているのかを把握でき、予算の作成においても精緻に行えるようになると言えますね💖
また、数字に強くなり、定量的な分析に基づく思考法やビジネスが行えるようになるでしょう。
そして、会計の知識を洗練していけば将来的に経営者の視点を手に入れることができると思いますので、新規プロジェクトにアサインされたり、昇格のきっかけにもなり得るかもしれません🔥
会計の基礎知識である「財務3表の理解」を中心に理解を深め、財務3表とは何か?
これを見て、何をどう判断するのか?などを考えていきたいですよね
この知識があるのとないとでは、今後の仕事の仕方が大きく変わることに間違いはないでしょう。
これからの時代はグローバルに活躍できる人材というのがより一層求められると思います!
私の投稿でも会計の基礎を身に着けるのであれば、英語も交えて知識をつけると、今後ますます活躍できるフィールドが広がっていくと考えていますので、グローバルスタンダードにも挑戦していくことにしましょう🔥
なお、参考資料は以下の通りです。
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