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【PL保険 Part➁】輸出PL保険の基礎をしっかりインプットしましょう🚢:貿易実務検定C級対策 No.45

今回も引き続き「PL保険」
特に、輸出PL保険について
一緒に学習していきましょう💖

具体的には、輸出PL保険の約款
てん補の範囲、そしてリスク管理
について整理していきます👍


貿易実務のエキスパートを目指したい🔥

私が挑戦する貿易実務検定®
貿易に関連する自分の実務能力・知識が
どの程度のレベルにあるのかを客観的に
測り証明することができる検定です。

実際に、商社・メーカー等においては
勤務年数ごとに貿易実務検定の各級合格が
必須となっている企業もあるそうですね👀

貿易に携わる企業への勤務・転職・就職等を
お考えの方、インターネットによる個人輸入を
行う方や国際舞台で活躍を目指す方にとっても
「貿易実務検定®」は幅広く活用できますので
活躍のチャンスが広がるのではないでしょうか?

きっと私たちの生活に密接な「貿易」実務に
対する知識を身につけることで
これからの人生における選択肢も増え
もっと有意義なものになることでしょう


私も2024年4月から商社へ勤務する予定ですので
貿易実務のエキスパートを目指していきたいです!

そして、私の将来的な理想像である
「世界と日本を繋ぐ架け橋のような人財」を
体現できるように努力していきたい
と思います🌏

まずは、初級レベルの該当するC級の取得
目標に、コツコツと勉強して参ります🔥

最終的には、B級、そしてA級の取得を目標に
英語学習も含めて取り組んでいきます!

※なお、本稿はあくまで試験対策の内容です。
したがって、実際のケースとは異なる場合や
簡略化した点が若干ありますが、その点に
関しましてはご了承ください🙏

これからnoteでアウトプットするなかで
皆さまに「貿易実務」の魅力
お伝えできたら幸いです!
ぜひ、最後までご愛読ください📚

前回のお復習い💖

輸出PL保険:Products / Completed Operations Liability Policy🌏

現在では、輸出貨物に対する生産物責任
について、日本の損害保険会社は
米国の保険会社が一般的に採用し
世界各国で共通している英文の
賠償責任保険証券(General Liability Policy)
の生産物責任保険特別約款により
保険を引き受けているのです。

この英文の保険約款は、普通約款と
特別約款とで構成されており
米国のISO約款に準拠しています。

輸出PL保険のてん補範囲

輸出PL保険では、通常、次のような
損害が保険金支払いの対象となります。

➀法律上の賠償責任を負うことによって
被害者に支払うべき損害賠償金

②訴訟解決のための諸費用
保険会社が被保険者を守るための裁判
損害賠償請求の解決のために要した防衛費用
例)裁判費用、弁護士報酬等

前回学習した国内PL保険では
保険会社の同意を得た訴訟費用
および弁護士費用であれば
勝訴/敗訴に関わらず保険の対象でした。

しかし、輸出PL保険における保険者は
被保険者(輸出者等)に対する訴訟が
根拠のないもの、誤ったもの、あるいは
不正のものであったとしても
被保険者(輸出者等)を防御する権利と
義務を有している
のです。

これは、輸出者にとっては
保険契約の最も大きなメリットで
輸出PL保険を必要とする理由です。

ただし、アメリカにおける
懲罰的損害賠償金(Punitive Dameges)
の場合には、保険会社は免責となる
ので注意が必要です👀

追加被保険者

輸出PL保険の被保険者は、通常
保険契約をした輸出者ですが
他にも輸出者と海外の輸入者との
売買契約において、海外の輸入者や
販売者等もカバーするPL保険を
輸出者側が付保するという条件が
付けられている場合もあります👀

被保険者(Assured)には、2種類があり
記名式被保険者と追加被保険者です。

記名式被保険者とは、自己の名義で
製造、販売を行う者です。

追加被保険者として追加できる者は
記名式被保険者が製造、販売を行った
製品の流通過程に関わる者です。

ただし、追加被保険者が保険の適用を
受けることができるのは、記名被保険者
の生産物に限られることになります🚚

なお自国保険主義について、詳細を
確認されたい方は以下のリンクを
ご参照ください🙇

責任転嫁契約

責任転嫁契約とは、海外の輸入者が
生産物責任に問われ
損害賠償請求をされた場合に
その責任を輸出者に転嫁するという
契約条件のことになります。

輸出PL保険は、契約責任を対象として
いませんので、本来ならばこのような
責任転嫁契約に対しては
別途、契約責任保険に加入して
おくことが必要になりますね🔖

しかし、この保険の付保は現実的に
不可能に近いですから
実際のところ、輸出PL保険に海外の
輸入者などを追加被保険者として
加えることにより対処しています。

なお、この場合においても
自国保険主義の国の輸入者等は
被保険者として追加できません💦

PL保険とリスク管理🍀

PLへの対応策としては、以下の3つに
集約することができると言えます。

製品安全対策:PS
(Product Safety)
安全な良い製品を製造すること

②PL予防策:PLP
(Product Liability Prevention)
PL問題に巻き込まれないように
日頃から十分にカタログ、仕様書
取扱説明書などの内容を吟味すると
同時に、適切な保険を付保すること

③PL訴訟対策:PLD
(Product Laibility Defence)
いつ訴訟を起こされても対応できるよう
海外のPL専門の法律事務所を選定しておく
など、社内外の体制を整備していくこと

輸出入においてPL責任に備えて
PL保険の付保を検討することは
重要な対応策のひとつ
と言えますね。

すなわち、PL保険の付保は
企業のリスク管理策ともいえる
のです。

本日の解説はここまでとします💖
輸出PL保険の基礎的事項について
ご理解いただけたでしょうか??

次回からは、貿易取引における
「カネ」の動き、すなわち
外国為替による代金決済
というテーマをメインに
アウトプットしていきます💰

なお、本投稿シリーズ作成における
参考資料は、以下の通りです。

英語の学習にも繋がりますので
勉強するモチベーションが
より一層高まりますね✨       

おすすめマガジンのご紹介🔔

今後、さらにコンテンツを
拡充できるように努めて参りますので
何卒よろしくお願い申し上げます📚

最後までご覧いただきありがとうございました🌈

まだまだ浅学非才な私ですが
noteという最高の環境を活用して
日々、成長できるように精進します🔥

アウトプット前提のインプットを体現する
ことができるのは、本当に有意義であると
思いますし、成長の記録としても残るので
非常にやりがいを感じています。

社会人になってもnoteはなるべく
継続していきたいことではありますが
あくまで趣味としての取組みになりますので
優先順位を大切にして活動していきます!

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