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【火災の区分と消火②🚒】火災に対する適切な消火方法は、しっかりとマスターしておきたい論点💚:乙種第4類危険物取扱者試験対策 No.52


復習を大切に👍

第4類危険物の区分🌟

第4類危険物の概要は、以下の通りです。
これは、最優先で暗記すべき事項です。

なお、以下にまとめる表において
上にある油類のほうが危険性が高い
(下にある油類のほうが危険性が低い)
という認識でお読みいただけると幸いです!
※危険等級と指定数量もセットで覚えましょう!

筆者作成:第4類危険物の概要

消火剤とは?

消火剤とは、消火のために
使用する物質のことです。

消火剤の大別💯

消火剤は「水系」「泡系」
「ガス系」「粉末系」
に大別されます。

水系の消火剤

水は、気化熱が非常に大きい液体です💦
強化液は、炭酸カリウム水溶液の
ことであり、水系の消火剤となります!

泡系の消火剤

泡系の消火剤は、化学泡、機械泡等があります。

泡で可燃物を包み込むことで消火します👀

ガス系の消火剤

ガス系の消火剤は、二酸化炭素
そして、ハロゲン化物が該当しています。

二酸化炭素は、不燃性です。
また、高い圧力をかけることによって消火器内
では液体二酸化炭素として保存されます。
気化熱が非常に大きいことも特徴です!

ハロゲン化物とは、炭化水素の水素原子を
ハロゲン元素と置き換えたもの
です。

粉末系の消火剤

粉末系の消火剤には、リン酸塩類や
炭酸水素塩類が該当しています。

そして、リン酸塩類を使用するものは
全ての火災に対応できる「万能」消火剤
です。
そのため、ABC消火剤とも呼ばれています。

火災と不適な消火剤

それでは、適切な消火剤を理解するために
「不適なパターン」から整理していきます。

油火災(B火災)に不適切

水の棒状放射、霧状放射
強化液の棒状放射

※強化液の霧状放射であればOK

電気火災(C火災)に不適切

水の棒状放射   ※霧状放射はOK
強化液の棒状放射 ※霧状放射はOK
化学泡、機械泡

普通火災(A火災)に不適

二酸化炭素、ハロゲン化物
炭酸水素塩類

消火剤と得られる効果

➀冷却効果が得られる消火剤
・水(棒状、霧状)
・強化液(棒状)

②冷却効果と抑制効果が得られる消火剤
・強化液(霧状)🔖

③窒息効果と冷却効果が得られる消火剤
・泡
・二酸化炭素

④抑制効果と窒息効果が得られる消火剤

・ハロゲン化物
・リン酸塩類
・炭酸水素塩類

それでは、復習したいポイントを確認して
今回の内容は、以上とさせていただきます。

【復習】予防規程とは??

「予防規定」とは、製造所等の火災を予防する
ために、事業所が作成する自主保安に関する規程
のことになります
※保安とは、安全を保つこと

予防規定の遵守

製造所等の所有者等及びその従事者は
予防規程を遵守しなければなりません。

※当然のことですが、当然試験にでます👀

予防規程の作成が必要な製造所等

①給油取扱所
②移送取扱所


指定数量の倍数が
10倍以上の一般取扱所
10倍以上の製造所
100倍以上の屋外貯蔵所
150倍以上の屋内貯蔵所
200倍以上の屋外タンク貯蔵所
予防規程の制度解説 - 東京消防庁

定期点検の実施🔍

製造所等を1年に1回以上点検し
記録を3年間保存しなければなりません。

技術乗の基準に適合

定期点件の目的ですが、これは
製造所等の位置、構造及び設備が
政令で定める「技術上の基準」に
適合しているかどうか
を確認するためです🔖

定期点検の実施者

危険物取扱者または危険物施設保安員が
定期点件を実施していくことになります。
ただし、危険物取扱者の立ち会いがあれば
他の者でも可能であることは要チェックです。

定期点検を実施する製造所等🌟

・地下タンク貯蔵所
・移動タンク貯蔵所(タンクローリー)
・移送取扱所

地下タンクを有する製造所
地下タンクを有する給油取扱所
地下タンクを有する一般取扱所

指定数量の倍数が
10倍以上の一般取扱所
10倍以上の製造所
100倍以上の屋外貯蔵所
150倍以上の屋内貯蔵所
200倍以上の屋外タンク貯蔵所

製造所等の【許可】申請🌟

それでは、乙4試験対策において非常に
難解な製造所等の各種申請について学習します!
なお、許可・承認・検査・認可の申請は
製造所等の所有者等が行います👍

まずは「許可」が必要な手続きです🔖

①製造初等の設置

市町村長等に申請して、許可を受けること

②製造所等の変更

市町村長等に申請して、許可を受けること

③予防規定の作成・変更

予防規定を定めて、市町村長等の
許可を受けること

製造所等の【承認】申請🔥

次に「承認」が必要な申請手続きです。

製造所等の変更時の仮使用✅

市町村長等に申請して「承認」を受けること

危険物の指定数量以上の仮貯蔵・仮取扱✅

消防長または消防署長に申請して承認を
受ける
という申請方法になります📝

承認後10日以内に限り、製造所等以外の
場所での仮貯蔵・仮取扱が可能
となります。

まずは、今回の投稿で述べた
試験本番で狙われやすいポイントを
整理していくことが大切ですね!

危険物に関する諸法令🌟

本日のアウトプットはここまでとします!

社会人生活も始まり、大学生の頃と
比べて、相対的に可処分時間も少ないですが
毎日30分でも継続できるように精進します!

資格勉強という手段を有効活用したい💖

私の趣味の1つである「資格勉強」という
手段を活用して、これから本格的に突入する
社会人生活をより良い時間にしていきたいです🌈

大切なことは「目的」と「手段」を明確に
区別して、取り組むことであると思います。
要するに、試験に合格し、資格を取得することが
目的ではない
ということです。

資格勉強という手段を講じて、仕事に繋がる
学習を効率良く進めていくことが本望です!

私がこれから学習していく危険物取扱者乙4
危険物取扱者試験のなかでも需要が高い資格
であると言われることが多いです。
なぜならば、危険物取扱者乙4は、さまざまな
職種や職場で需要が高く、転職や就職の
際に有利に働きやすい資格であるからです👍

なお【乙種第4類危険物取扱者試験対策】
向けの投稿を作成する上で、以下の3点には
あらかじめご了承いただけますと幸いです。

①会社の守秘義務を徹底して遵守すること
②参考資料の適切な引用を心がけること
③収益化をせず、趣味として継続すること

毎日コツコツと、計画的に勉強を進めていき
なるべく早く受験&合格を目指します🔥
今後も、私と一緒に乙種第4類試験対策
を進めていくことにしましょう💖

第4類危険物取扱者試験の試験科目📚

危険物乙4の試験科目は、以下にまとめた
「危険物に関する法令」
「基礎的な物理学及び基礎的な化学」
「危険物の性質並びにその火災予防及び
消火の方法」
の3つとなっています🔖

そして、この試験時間は2時間であり
問題構成は、法令についての出題が15問
それ以外の2つ(化学基礎、危険物の性質等)が
各10問の計35問出題される試験となります。

そして、5つの選択肢の中から解答を1つ選ぶ
マークシート
での回答になっているのです!

乙4の合格ライン

合格するためには、科目ごとに
60%以上の正答率が必要
となります👀
つまり、1科目でも60%に達しなければ
試験に合格できないことになります。

<試験構成と最低ライン>
法令:9/15問
化学基礎:6/10問
性質・消火:6/10問

合格率からみる難易度

試験実施状況(3月) - 一般財団法人
消防試験研究センター
によれば
危険物乙4の合格率はおよそ30~40%です👀

これは、難関として知られてい
る危険物甲種とほぼ同等の合格率なのです💦

その一方で、乙1~3類、5類、6類の合格率が
60%台くらいですので、この数字をみても
乙4の合格率が低いことがわかります。
なかなかチャレンジングな試験ですね👀

本投稿作成における参考資料


元素周期表

これらの資料をベースに、今後も乙種第4類
危険物取扱者試験
対策を進めてまいります!

おすすめマガジンのご紹介🔔

今後、さらにコンテンツを
拡充できるように努めて参りますので
何卒よろしくお願い申し上げます📚

最後までご覧いただきありがとうございました🌈

まだまだ浅学非才な私ですが
noteという最高の環境を活用して
日々、成長できるように精進します🔥

アウトプット前提のインプットを体現する
ことができるのは、本当に有意義であると
思いますし、成長の記録としても残るので
非常にやりがいを感じています。

社会人になってもnoteはなるべく
継続していきたいことではありますが
あくまで趣味としての取組みになりますので
優先順位を大切にして活動していきます!

お気軽にコメント、スキ&記事の共有
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いただけると大変嬉しく思います✨

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