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Rustで家計簿ツールを作ろう

モダンな言語でアプリ開発してみたいけど開発したいものがなかったり、もっと高速で安全なアプリを作るきっかけが欲しいと思うことはないでしょうか?
そこで今回、Rustで家計簿を管理するコマンドツールの開発方法を講座にしました!

この講座はこんな方におすすめです。

  • 基礎的なプログラミングでアプリやツールを作って学習したい方

  • サラッとRustを触ってどんな言語か知りたい方

  • コマンドツールを作ってみたい方

この講座を受講することでRustでプログラムを組み立てる方法とアプリケーションの基礎であるCRUD(create:作成、read:読み込み、update:更新、delete:削除)を理解できます。
難易度の高い言語ではありますが、読み進めていくうちに理解しながらコードが書けるようにしています。

今回、開発している様子を見たいという要望があったので動画を作成しました。noteでは動画では伝えきれなかった開発で必要なノウハウやRustの開発について書いています。ソースコードも記載しているので詳しく知りたい方はnoteを読み進めていただければと思います。

ちなみに、Rustについての解説は下の記事がとてもわかりやすいので気になる方や詳しく知りたい方はチェックしてみてくださいね!

それでは、Rustで家計簿ツールを開発してみましょう!


Rustのインストール

Rustのインストールが完了していない場合は下のサムネイルの手順に沿ってインストールしてみてください。

家計簿ツールを作成

概要

家計簿ツールは、家計管理を簡単にするためのプログラムです。プログラムは次のような機能を持っています

Item(項目)
家計簿に記録される各項目を表します。各項目にはID(識別子)、項目名、金額、備考、作成日時、更新日時が含まれます。

新しい項目の追加:
家計簿に新しい項目を追加できます。追加する項目には項目名、金額、説明を指定します。追加された項目は自動的に一意のIDが割り当てられます。

項目の削除
家計簿から特定のIDの項目を削除できます。削除する際には、削除する項目のIDを指定します。

項目の更新:
家計簿内の特定の項目を更新できます。更新する際には、更新する項目のIDと新しい項目名、金額、説明を指定します。

全項目の一覧表示:
家計簿に記録されている全ての項目を一覧表示できます。各項目のID、項目名、金額が表示されます。

特定の項目の詳細表示
 家計簿内の特定のIDの項目の詳細情報を表示できます。表示される情報には、項目名、金額、説明、作成日時、更新日時が含まれます。

これらの機能を利用することで、家計簿の管理や情報の確認が簡単になります。新しい支出を記録したり、過去の支出を削除したり、特定の支出の詳細を確認したりできます。

1. プロジェクト作成

それでは、ここから家計簿ツールのプロジェクトを作成していきます。
デスクトップにプロジェクト「asset-app」を作成します。

~ $ cd Desktop 
~/Desktop $ cargo new asset-app

コマンドを実行することで以下のようなプロジェクトが作成されます。

asset-app
├── Cargo.lock
├── Cargo.toml
├── asset.json
└── src
    └── main.rs

プロジェクト内でcargo runを実行して「Hello, world!」が出力されれば作成成功です。

~/Desktop/asset-app-practice $ cargo run
   Compiling asset-app-practice v0.1.0 (~/Desktop/asset-app)
    Finished dev [unoptimized + debuginfo] target(s) in 15.67s
     Running `target/debug/asset-app-practice`
Hello, world!

2. コマンドライン部分を作成する

次にコマンドラインでプログラムを実行できるようにします。
main.rsにcliモジュールを追加します。

src/main.rs

mod cli;
fn main() {
    println!("Hello, world!");
}

src配下にcli.rsを作成し、コマンドラインの定義をします。

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