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WaLaの哲学 〜働くを自由に暮らすを自由に〜

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http://www.wala.jp 「働くを自由に暮らすを自由に」Philosophy of "Work anywhere Live anywhere" これからの働き方生き…
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記事一覧

企業変容(CX)の最重要ツールローンチ

フィールド&ストーリーの屬です。 トップダウン型の経営手法から脱却する究極のCXツール。 社員の物語を可視化する T3 Sphereをローンチしました。 https://t3sphere.com/ 企業経営において、これまでは 「ちゃんとやる」 Operation Potentialの最大化 「うまくやる」 Financial Potentialの最大化 が中心でした。そして、これらはこれからも不可欠です。そうしたことが実践できていないならば、マーケットから容赦な

企業変容(CX)のKPIと企業の存在意義

今多くの企業が、制度を作ったが企業変容が進まない…と悩んでいる。会社を変革しよう!なんて言ってるから、変わらないのだ。(言いたくなる気持ちはよくわかる。。。)企業を変えると考えるから制度を作っただけで、何かが変わると誤解してしまうのだ。 変わるのは、変えねばならないのは人だ。 そして自分で変わろうと思わない限り、人は決して変わらない。 そして、思っただけでも人は変わらない。(甘くない!) 1)Knowing 本人が「自分のあり方が変わらねばならない」と徹底的に知ることだ。

聖人発達理論(Saint Development Theory)

昨日のBACで聖人発達理論が誕生しました。 私たちは成人発達プロセスにいるのかと思ったら、とんでもなかった。そんなところでは止まらない。なんと、全ての人が聖人発達プロセスにいたのです。 BACとは、月1でWaLaの哲学の修了者のみが集まる実践哲学の場です。それぞれの洞察や内省は、通常の対話より、多少深いのかもしれない。だとしても驚いた。 まず、各人に、今現在、頭の中にある、憂い、考えていること、気になっていることを聞いてみた。 その上で、自分がこの人生を生きる上での軸

総力戦研究所

ご近所の知的な友人と、以前イベントにゲスト登壇いただいた方がFB上で「虎に翼」で盛り上がっていたので、初めて朝ドラを見ようと思い、ネットで一気に見始めた。 ハマった。 色々とセリフなどの面白さはあるのだが、ここでは割愛する。 100話近くになった時の岡田将生の演技に固まってしまった。 彼の憤りと悲しみが、自分の中にも立ち上がってきて、ドラマを見続けることができなくなった。 同時に、総力戦研究所のことを知らなかったことに気づいた。 そこで、お盆休みに、以前から手元にあっ

時間・意識・動きと空間の関係

「物質とは、空間とは、生命とは、意識とは?」いずれについても最先端の科学においてさえ解明しきれてはいない。こうした基本的なことすらわかっていないにも関わらず、より複雑な人間とは何か、がわかるはずもない。また、人間のことがわからなければ、私たち一人一人は、どのように生きるのが正解かはわからないというのが道理だろう。 それでも今日も私たちは生きる。正解が分からずとも生きる。ある範囲以上のことは、わからなくとも認識から切り捨て、ある範囲においてという仮定の中、それぞれの正解を生き

私を誕生させる誰か。誰かを誕生させる私

私たちは、自らを知る者によって誕生する。 人生を通じ、何度もこのことに気づくことになるだろう 仮に自分の中にAと言う側面だけではなくBと言う側面があったとしても、それを知るものが誰1人いなければ、それは存在しないに等しい。 私たちは、切り離された存在ではなく、巨大なという言葉では言い表せないくらい、基盤的な構造によって結びついているのだが、認識力が低いためにまだ、そのことに気づけないのだ。 私たちは誰しもこういう人間がありたいと言う願いを胸の奥に秘めている。その自分の

天心燦々

今年の書き初めが、額装されて出来上がってきました。 「天心燦々 玄覧」 と書いてます。 人間である以上、完璧な人はいません。 不完全な人間が人を指導するなどおこがましい。 健全な批判精神を自己に向ける者なら誰しもそう思うことでしょう。 しかし、そうなると他者を導く存在がいなくなってしまいます。 一方で、先達からの学びは、書物と異なる臨場感を伴い有用であることを経験から知る方も多いでしょう。きっと指導者とは、「こうでなければならない」と言うイメージが間違っているのでしょ

WaLaの哲学11期開催!

3月を迎え、少しずつ暖かい日が増えてまいりました。 今日は、来週からスタートする WaLaの哲学 11期の説明会 のご案内です。 「自分はこんなもんじゃない!」と思いつつも月日が流れ、人生を賭けるに値する仕事が見つかってなければ。 人生の転機を迎えている友人がいらっしゃれば。 ぜひご参加ください。 必ず、何かヒントがあるかと思います。 作れば作るほど売れる 並べれば並べるほど売れる そうした時代は過ぎ去りました。 現代はモノが溢れる時代。 故に難しさがあります。

3)自らの情報空間を密にせよ

「本当の自分はこんなもんじゃない」 「今のままでいいとは思ってないんですけど・・・・」 と感じる方に、自分の世界観を明らかにすることで覚悟が生まれる、すなわち「自分の生きる道」が見えるという話をしてきました。 では、どうしたら世界観を明らかにできるのでしょうか? その答えは「内省」です。自らの望みや生き方など、自らが持つ世界観の解像度を内省によって高めることで、自己決定した納得感のある生き方を歩むことができるようになります。逆に、内省をしないと、前回、前々回で紹介した思

2)「思考の罠」は「より深い思考」で脱出

4月のWaLaの哲学11期開講を機に、4回に渡り記事を書いています。 1回目では「本当の自分はこんなもんじゃない」という思考の罠について記載しました。また、自らの「世界観」を深め、自己決定の上で挑戦することが自分の殻を破るヒントになることもお伝えしました。 2回目となる今回は、主催する「WaLaの哲学」の受講生から聞いた相談や悩みの中でも特に多い「思考の罠」について、紹介したいと思います。 「今のままでいいとは思ってないんですけど・・・・」 よく聞く言葉です。そして、

1)なぜ年始に定めた目標は達成できないのか?〜本当の自分はこんなもんじゃない

年末年始にかけて、去年の振り返りと目標設定は行われましたか? 振り返りや目標の設定は素晴らしいですよね。しかし、多くの方から「毎年目標設定はするけど、春にはすっかり例年通り」とも伺います。あなたの目標がいつの間にか消えてしまうのは、なぜなのでしょう。 ここで「目標そのもの」「目標設定の方法」を見直す人が多いと思います。しかし、目標達成に向けて行動できない原因は別にあります。 その原因とは次の2点です。 ・「目標と自分の関係」が明瞭でない。 ・自身の振り返り方、「自己観

小さき哲人たちへ

小さき哲人たちへ 今日は冬至明け。 太陽暦で考えるなら今日がお正月。 また、新しい季節が始まります。 武道を研究している人が武道研究家で 武道を実践している人を武人と呼ぶなら、 哲学を学んでいる人を哲学者 哲学を実践している人は哲人と言えるでしょう 中村天風は自らを哲人と呼んだようです。 講義の中で知る、行う、在るには距離があるとお話ししております。学びは実践してこそ価値。何かを知り「良い」と思ったら"ものしり"ではなく、実践できる人になりたいものです。 実践できるよう

内省と内発的動機の重要性

WaLaの哲学の屬健太郎です。 今日は、改めて内省と内発的動機の重要性についてお話ししたいと思います。企業活動において、社員の内発的動機がその重要性に比してまだまだ重視されていないと考えるからです。そのような状態ではCXの成功はままならないでしょう。 根本問題は、社会は各個人が内省し、内発的動機を持つ仕事をしているという前提で動いているにも関わらず、各個人は内省に慣れておらず、内発的動機を何に対して持っているかわかっていないということです。現代社会に適応した高い知性を持

4度目のヴィパッサナー瞑想

先日ヴィパッサナー瞑想(10日間 無言の瞑想修行)を終えてきました。 2500年前ブッダの存命中の活動とは、経典をベースにしたものではなく、この瞑想法の指導であったと言われています。世の中には様々な瞑想法がありますが、まずはヴィパッサナー瞑想の基本構造について簡単に説明します。 生命は以下のサイクルで誕生を繰り返すことになるとされており、自身を正しく微細に観察することにより、このサイクルをステップ3)の段階で止めて無意識下に存在する普段気づかない執着に気づき、心を浄化する