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WaLaの哲学 〜働くを自由に暮らすを自由に〜

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http://www.wala.jp 「働くを自由に暮らすを自由に」Philosophy of "Work anywhere Live anywhere" これからの働き方生き… もっと読む
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記事一覧

天心燦々

今年の書き初めが、額装されて出来上がってきました。 「天心燦々 玄覧」 と書いてます。 人間である以上、完璧な人はいません。 不完全な人間が人を指導するなどおこがましい。 健全な批判精神を自己に向ける者なら誰しもそう思うことでしょう。 しかし、そうなると他者を導く存在がいなくなってしまいます。 一方で、先達からの学びは、書物と異なる臨場感を伴い有用であることを経験から知る方も多いでしょう。きっと指導者とは、「こうでなければならない」と言うイメージが間違っているのでしょ

WaLaの哲学11期開催!

3月を迎え、少しずつ暖かい日が増えてまいりました。 今日は、来週からスタートする WaLaの哲学 11期の説明会 のご案内です。 「自分はこんなもんじゃない!」と思いつつも月日が流れ、人生を賭けるに値する仕事が見つかってなければ。 人生の転機を迎えている友人がいらっしゃれば。 ぜひご参加ください。 必ず、何かヒントがあるかと思います。 作れば作るほど売れる 並べれば並べるほど売れる そうした時代は過ぎ去りました。 現代はモノが溢れる時代。 故に難しさがあります。

3)自らの情報空間を密にせよ

「本当の自分はこんなもんじゃない」 「今のままでいいとは思ってないんですけど・・・・」 と感じる方に、自分の世界観を明らかにすることで覚悟が生まれる、すなわち「自分の生きる道」が見えるという話をしてきました。 では、どうしたら世界観を明らかにできるのでしょうか? その答えは「内省」です。自らの望みや生き方など、自らが持つ世界観の解像度を内省によって高めることで、自己決定した納得感のある生き方を歩むことができるようになります。逆に、内省をしないと、前回、前々回で紹介した思

2)「思考の罠」は「より深い思考」で脱出

4月のWaLaの哲学11期開講を機に、4回に渡り記事を書いています。 1回目では「本当の自分はこんなもんじゃない」という思考の罠について記載しました。また、自らの「世界観」を深め、自己決定の上で挑戦することが自分の殻を破るヒントになることもお伝えしました。 2回目となる今回は、主催する「WaLaの哲学」の受講生から聞いた相談や悩みの中でも特に多い「思考の罠」について、紹介したいと思います。 「今のままでいいとは思ってないんですけど・・・・」 よく聞く言葉です。そして、

1)なぜ年始に定めた目標は達成できないのか?〜本当の自分はこんなもんじゃない

年末年始にかけて、去年の振り返りと目標設定は行われましたか? 振り返りや目標の設定は素晴らしいですよね。しかし、多くの方から「毎年目標設定はするけど、春にはすっかり例年通り」とも伺います。あなたの目標がいつの間にか消えてしまうのは、なぜなのでしょう。 ここで「目標そのもの」「目標設定の方法」を見直す人が多いと思います。しかし、目標達成に向けて行動できない原因は別にあります。 その原因とは次の2点です。 ・「目標と自分の関係」が明瞭でない。 ・自身の振り返り方、「自己観

小さき哲人たちへ

小さき哲人たちへ 今日は冬至明け。 太陽暦で考えるなら今日がお正月。 また、新しい季節が始まります。 武道を研究している人が武道研究家で 武道を実践している人を武人と呼ぶなら、 哲学を学んでいる人を哲学者 哲学を実践している人は哲人と言えるでしょう 中村天風は自らを哲人と呼んだようです。 講義の中で知る、行う、在るには距離があるとお話ししております。学びは実践してこそ価値。何かを知り「良い」と思ったら"ものしり"ではなく、実践できる人になりたいものです。 実践できるよう

内省と内発的動機の重要性

WaLaの哲学の屬健太郎です。 今日は、改めて内省と内発的動機の重要性についてお話ししたいと思います。企業活動において、社員の内発的動機がその重要性に比してまだまだ重視されていないと考えるからです。そのような状態ではCXの成功はままならないでしょう。 根本問題は、社会は各個人が内省し、内発的動機を持つ仕事をしているという前提で動いているにも関わらず、各個人は内省に慣れておらず、内発的動機を何に対して持っているかわかっていないということです。現代社会に適応した高い知性を持

4度目のヴィパッサナー瞑想

先日ヴィパッサナー瞑想(10日間 無言の瞑想修行)を終えてきました。 2500年前ブッダの存命中の活動とは、経典をベースにしたものではなく、この瞑想法の指導であったと言われています。世の中には様々な瞑想法がありますが、まずはヴィパッサナー瞑想の基本構造について簡単に説明します。 生命は以下のサイクルで誕生を繰り返すことになるとされており、自身を正しく微細に観察することにより、このサイクルをステップ3)の段階で止めて無意識下に存在する普段気づかない執着に気づき、心を浄化する

Learning Park はじまり〜

【生きるを学ぶ】 に真剣に向き合うと、どうしてもハードコアになりがちです。 一方で 「どう生きるか」 に悩んでいない人はいないでしょう。 現状のさまざまな社会制度が耐用年数を超えており、時代の転換期にあるからでしょう。 私たちの精神は時代に合わせて変化しているのに、社会制度が旧態依然としていると、これでいいのかと当然思います。 この数年、私は 「個をひらき 組織をひらき 場をひらく」 というテーマで以下のことに取り組んできました。 1)WaLaの哲学:リー

平面(財務)経営から立体経営/人的資本経営とプランC

人的資本経営 経営計画というと大体5期分くらいの中期のPLを思い浮かべるだろうか。しかし、経営計画をこういうものと言っても良いののだろうか。これを指針として経営を考えて良いのだろうか。 計画の前にまず目標があるべきだ。目標を計画に落とすのだ。 自社の経営に確固たる目標があるのは当然だ。私がここで述べたいのは、その上でその計画は財務的なものだけで良いのかということだ。 例えば経営目標をある立体物とした場合、東西南北の各方角に平面展開することができる。 東:社会(サステイ

JOJO ストーンオーシャン

息子が懸命に説明していたのでJoJo ストーンオーシャンを観た。 38話分を数分で伝え切るのを諦めようとしたので、ちゃんと最後まで話すように言ったら、しっかり伝えてきたところまでは立派! しかし、イマイチわからないところがあったので観ることにした。 そこで、非常に大きな洞察を得た。 一つはメビウスについて。 裏の裏は表となるということは、多くの方が知っているが、徐倫が裏返るスタンドを使うプッチ神父への対抗措置として行なった。 これは、逆境においてどのように対応すべきかに

盡在一元(ことごとく一元に在り)

どどん! 今年の書き初めを額装してみました! お時間ある際に、こちらの動画を拝見ください。ちょっと長いのだけど 全地球史アトラス フルストーリー この動画にある通り、1000年と言えど100億年の地球史のなかの一瞬 人の一生も、その視点からはもちろん一瞬。 どこに立脚点(視座)を置き、人世を見て、何を為すかこそがその人間が 何なのかを決める。 なぜならその視座の後ろにいる者こそあなたに「それ」を見せるメンタルモデルだから。 物事は、なんでも長く見れば良いとい

WaLaの哲学9期(10回目)記念トーク動画

WaLaの哲学 実質10回目を記念し、よくいただくご質問に、WaLaの哲学の視点で回答する動画を作成しました。 ここでは、一挙にまとめてご紹介します! ======================= □キャリアについて 「キャリアについての質問です。 私は安定を求めて新卒で大手メーカーに就職しました。 しかし、日常の業務の中でやりがいを感じられない日々が続いています。 転職支援のCMなどを見て共感して転職も考えていますが、 転職先を探す上での判断基準がありません。 そ

WaLaの哲学 9期 開講

国際政治に世界経済。 どちらをみても、確信を持って「こっち」という方向がわかりにくくなっています。 こうした時代、声の大きい人についていくだけでは、後悔することになりかねません。やはり、自分の人生は、自分で選択したいもの。 □間違ってもいい方法 □間違っては行けない方向 はレイヤーの異なる思考です。 確信を持って歩むには、自分自身の中に「何があってもこれは大切だ」と思える価値を明確に、それを方位磁石、ないしは地図として生きることが大切でしょう。すなわち軸をどう持つの