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海外進出がうまくいく企業の特長は

海外進出と言っても輸出販売や現地生産といった様々な進出形態がありますが、この回では、海外市場で販路拡大がうまくいきやすい企業の特長についてお話します。
下記にお話する企業が絶対うまくいく(又は、うまくいかない)、という訳ではありませんので、参考意見としてお読みください。

うまくいきにくい企業

日本製は世界的に評判が良いため、海外からの問い合わせや見積り依頼などが来るかと思います。
ですが、海外進出がうまくいかない企業は、そういった問い合わせに対し、きちんと対応できない場合が多いのではないでしょうか。
下記はうまくいきにくい一例です。

メールで外国から問い合わせがあった。
英語だから返信が面倒で対応しなかった。対応はしたけれど、相手のニーズが分からず数回のやり取りで終わってしまった。

海外ビジネスができる絶好のチャンスが向こうから到来したわけですが、対応できる人がいない、時間が無い、といった各社の理由で、何もできなかった例です。
毎日の仕事が忙しく、いちいち海外メールに構ってられないのも理解できます。

ビジネスマッチングで、話の合うバイヤーと巡りあえた。
何度かやり取りをしているうちに、ボトルネックとなるポイントが見つかり、そこで終わってしまった。

ボトルネックとなっている部分を解決しようとしたり、相手の要望に応えようとするだけで、余計な時間や経費がかかるため、あえて対応しなかったという例です。
確かに、お金を払ってくれるかどうかも分からない外国人バイヤーに対応するくらいなら、国内で販売先を増やす方が早い、と考えることも多いかと思います。

うまくいきやすい企業

どんな企業が海外での販路拡大に成功しているかと言いますと、
「海外の市場へ販路拡大をしたい」と明確に決めている企業です。
当たり前のことですが、これを決めているか決めていないかで、結果は当然変わってきます。
上記のうまくいかない例にある通り、海外への販路拡大は、「できない理由」を挙げる方が簡単です。「できる理由」を探す方が数十倍難しいです。
それでも海外市場へ販路拡大をしたい、と明確に決めていれば、否が応でも対応せざるを得ません。

もう1点、成功している企業の特長があります。海外のニーズに応えるためには、変化を嫌わない企業です。
海外バイヤーに、「値段が高すぎる、通年で提供して欲しい、質より量が欲しい」などと言われることがあるかと思います。そんな時、自社を取り巻く様々な理由から対応できないかもしれません。

ですが、国内で販売されている製品は、日本人のためのものです。
海外で販売する製品は、海外の人のためのものです。
文化も生活様式も違う外国に、自社の製品を求めている人がいる、そのニーズに応えるには、少なからず変化が必要になります。
難しいことではありますが、海外進出の可能性を考えているならば、ぜひ変化を嫌がらず、チャレンジだと思って頂ければ幸いです。

ここまでお読み下さりありがとうございました。

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