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年収で仕事を選ぶと、人生を誤る

こんにちは。
証券会社、MBAを辞めてダンサーに「転職」した永田健です。

自分らしい人生を手に入れるために前回は「社会のルール」を疑う、という話をしましたが、今回は仕事の選び方のお話をします。

仕事を選ぶ時、だいたいみんな最初に企業の年収を見ます。
しかし年収を基準に選ぶと、大事なものを見失います

外資系金融機関では、びっくりするような年収の人がいくらでもいます。年収1千万円あれば世間的には高給ですが、例えば同僚が3千万円もらっていたら劣等感を覚えます。年収3千万でも1億円の人と比べたら少ないと感じてしまいます。
事務職の女性が周りと比べて給料が安いと不満を漏らしていましたが、彼女も国内の同職種の人と比べたらはるかに高い給料をもらっていました。
お金に優先順位を置くと「エンドレスな競争」に巻き込まれて、いくらもらっても満足しません

MBA留学中に、ニューヨークで大手証券会社の会社説明会がありました。
「君たちは成功を手にしたいか!」
「YES!」
会場は異様な熱気に溢れていました。
僕は居心地が悪くて、逃げ出すように会場を出た帰り道、せっかくマンハッタンまで来たのでブルーノートに寄りました。
特にジャズが好きなわけではありませんが、その夜恍惚とした表情で無心にサックスを吹く黒人のブルースマンの表情に引き込まれました。
お金や地位ではなく、ただひたすら「自分が好きなこと」を追求してきた者の顔。それは知的だけど人間味に欠けるMBAのクラスメートたちとは対照的でした。
彼の表情には躍動感と熱い血が漲っていて、羨ましいくらい輝いていました。

あなたはいくらお金があれば満足ですか?
お金より大事なものは何ですか? 
生きていく上でお金は大事ですが「優先順位」を考え直してみましょう。

ダンサーという職業は「収入」という意味では証券会社とは雲泥の差があります。
その代わり「生きている実感」も比較にならないくらいあります。

まず、お金より大事なものを考えてみましょう。
その上で、そのために必要なお金を稼げば十分です。
空いた分の時間とエネルギーをもっと大事なことに注ぎましょう。

では次回は、数字を追いかけない、というお話をしていきます。


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証券会社を辞めたダンサー の自伝映像:「Flamenco in the Rain」
https://youtu.be/hoWfs5SrG6M