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自分だけ浮いてる?と感じたら

こんにちは。大手証券会社を退職・MBA留学を中退してスペインに渡り、フラメンコダンサーになった永田健です。

20代で180度違う人生を踏み出した経験をもとに、自分らしい人生を歩むためのヒントをお伝えできたらと思います:今回のテーマは「環境」です。

自分だけが浮いている。自分だけ価値がない。
そう感じる時がことがありませんか?
でもそれは今いる学校、会社、あるいは国の価値観に合っていないだけです。そんな時は思い切って環境を変えてみましょう。
場所が変わると気持ちも、周りの反応もガラッと変わります。

MBA留学先での僕はまさにそんな状況でした。
初めてのアメリカ暮らしと学生生活。でも浮かれた気分は一瞬で吹き飛びました。
皆、高い授業料を払って来ているので、卒業後にどれだけ高収入の職に就けるかで必死です。飲んでいても、◯◯証券は給料がどうだ、あいつは◯◯コンサルへ行って何千万も稼いでいる、という話ばかりです。
クラスメートとは話が合わず、仲良くなれず輪の中に溶けこめませんでした。 

一方で授業では毎週課題やレポート提出があり、プレッシャーの連続です。そんな中、学内での孤独感も深まる一方。
ここは僕の「居場所」ではないのだと気づくのに、時間はかかりませんでした。

自己分析のクラスで性格をタイプ別に分けるテストがあり、圧倒的多数が事実に基づいて理論的に物事を判断するタイプだったのに対して、僕は直感的で感受性が強い真逆のタイプでした。前者は典型的な投資銀行家、後者は芸術家タイプとのこと。そこに属する人は僕以外には一人しかいませんでした。
価値観が合わないわけです。
そんな環境にずっといると息苦しくなってきます。

逃げ出すようにある週末、長距離バスに揺られてマンハッタンのダンススタジオを訪ねました。床が軋み、ほこりが舞う古びたスタジオでしたが、久しぶりに新鮮な空気を吸って生き返った気がしました。
やっぱり僕はこっちの世界、この雰囲気が好きなのだと再確認しました。

人は環境や一緒にいる人に大きく影響されます。
保守的な人に囲まれていると、そこから抜け出すのは大変です。
新しいことにチャレンジしようとすると批判されて、足を引っ張られます。
会社帰りに飲みに出かけてはグチを語り合っていたら、飲む相手を変えましょう。他人の悪口を言う人は、挑戦する人の足も引っ張ります。
両親に反対されて行動できないのであれば、一人暮らしを始めましょう。
  
何かを始める。あるいは自分を変えたかったら、まず環境を変えましょう。
皆がチャレンジしている場所にいれば自分も新しいことを頑張ろうと自然に思えます。
自分に合う場所、良い刺激を与えてくれる人や場所を探しましょう。

自分が輝ける場所が、誰にでもあります。
今、輝いていないのであれば、それはいる場所が間違っています。
自分が合わない場所でいくら努力しても苦しくなる一方だし、自信もなくなります。でもそれは「自分に価値がない」のではなく「価値観が合わない」だけなのです。そこはあなたの「居場所ではない」のです。
輝ける場所に、引越ししましょう。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
次回は失敗することの重要性について書きます。


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