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自己紹介-栄養疫学者 村上健太郎

はじめまして、村上健太郎です。東京大学大学院で助教として働いている研究者で、専門は栄養疫学です。「栄養を科学するブログ」という、身近な栄養トピックについて論文をベースに説明するという内容のブログも運営しています。ぜひご覧ください。
ブログ:https://kmnutri.com 
Twitter:https://twitter.com/kmnutriblog

小学校から大学まで


生まれたのは北海道です。が、父の仕事の関係で幼稚園に入る前に神奈川県川崎市に引っ越したので、北海道の記憶はほとんどありません。母によると、とにかく自分の思い通りにやりたい子だったようです。

小学校時代

小学校時代は、川崎市と大阪府吹田市でそれぞれ3年ずつ過ごしました。今となってはドッジボールに励んでいたことと好きだった女の子の記憶くらいしかありません。でも、担任の先生のうちの何人かはいま考えてもすごい人だったなぁと思えるので、幸せな日々だったのでしょう。

中学校時代

中2のときに札幌に引っ越しました。中学校では特によい思い出はありません。ただただ野球に励んでいました。

高校時代

その後、北海道札幌旭丘高校に進みました。高校ではラグビーをやろうと決めていたのですが、部員不足のために1年の冬くらいに廃部になりました。やることがなくなったので普通に勉強をしたら、成績が学年1位になってしまい、その後はそこから脱落するのはださいという理由だけで勉強を続けました。頭の中では常にMr.Childrenの「終わりなき旅」が鳴り響いてたように思います。

大学時代

一浪して北海道大学教育学部に進みました。大学ではとにかく楽しくやろうと決めていましたし、それはできたと思います。学部でもラグビーサークルでも、最高の仲間といっしょに最高の日々を過ごせました。やりたかったラグビーも自分としては十分にできました。あほなことばかりしてたけど、いとおしい日々です。

一方で、ぼくはほんとうに勉強をしない学生でした。興味のある分野やテーマもまったくありませんでした。北大教育学部では2年の後期にゼミに配属されるのですが、選ぶための理由や根拠が自分の中の存在しないため、結局はゼミの雰囲気(つまりは教授の人柄)で選びました。

ところが、この選択が今のぼくを形作っていると言っても過言ではないのです。そのゼミ(健康教育ゼミ)に入ったのがきっかけで、ぼくは4年生のときにイギリス(北アイルランド アルスター大学)に留学することになり、そこで栄養学(というか科学)に出会って、そのまま科学者の道を歩むことになったからです。

いずれにしても、ぼくはこの留学で大きく変わりました。主観的には生まれ変わったと思えるくらいに変わりました。

ちょっと長くなりすぎたのであとは省略します。大学卒業後の略歴としては以下のとおりです。

2005年 静岡県立大学大学院 生活健康科学研究科 食品栄養科学専攻 修士課程 修了
2005年4月~2007年3月 独立行政法人国立健康・栄養研究所 技術補助員
2007年4~9月 国立国際医療センター研究所 流動研究員
2007年10月~2012年9月 東京大学大学院 医学系研究科 公共健康医学専攻 社会予防疫学分野 助教
2009年 博士(食品栄養科学)の学位授与(静岡県立大学)
2012年2月~2014年2月 日本学術振興会 海外特別研究員(派遣先:英国アルスター大学・北アイルランド食品健康センター)
2014年4月~2016年7月 滋賀県立大学 人間文化学部 生活栄養学科 准教授
2016年8月~ 東京大学大学院 医学系研究科 公共健康医学専攻 社会予防疫学分野 助教


「修士終わったあと3年で論文博士どうやって取るの?」とか「学振を取るこつは?」とか「どうして准教授になったあと助教になってるの?」とかつっこみどころはいろいろあるかもしれませんが、それらは機会があったらお話しします。

現在の仕事

いまは自分の研究を進めつつ、院生やポスドクの研究をサポートするというのが主な仕事の内容です。

また、イギリスのNutrition Societyという学会が発行するBritish  Journal of Nutritionという学術雑誌の編集委員をこの6年ほどしています。つい最近Deputy Editor(副編集長?)という役職に昇進しました。現在18人いるうちで唯一のアジア人がぼくのようです。

趣味


結局は研究がいちばんの趣味かもしれないのですが、それ以外に好きなことを列挙してみます。そのうち気が向いたら、どれかを取り上げて掘り下げてみたいと思います。

読書 
お気に入りの作家はマーガレット・アトウッド、アーシュラ・K・ル=グウィン、イアン・マキューアン、フィリップ・K・ディック、アガサ・クリスティー、カズオ・イシグロ、スティーヴン・キング、法月綸太郎、西澤保彦、島田荘司

絵画鑑賞 
お気に入りの画家はデュビュッフェ、マルク、カンディンスキー、クレー、ルソー

スポーツ
いままでやってきたのは野球、サッカー、ラグビー、テニス、マラソン(フルのベストタイムは3時間57分40秒(あいの土山マラソン))

旅行
お気に入りの都市は奈良、ダブリン(アイルランド)、バーゼル(スイス)、ミュンヘン(ドイツ)、クラクフ(ポーランド)、バルセロナ(スペイン)、ワシントンD.C.(米国)、メルボルン(オーストラリア)

好きな芸能人(順不同、敬称略)
吉高由里子、木村文乃、仲里依紗、吉岡里帆、芳根京子、池田鉄洋、大倉孝二、小日向文世、滝藤賢一、高橋一生

なんでnoteを始めたの?

2021年5月から「栄養を科学するブログ」を運営しています。ブログでは、興味をもった栄養関連のトピックについて論文を交えてご紹介しています。おかげさまでTwitterのフォロワー数も2800近くになり、なんとか軌道に乗ったかなと感じています。

ブログの記事は、科学的根拠をもとにして客観的に書くことを心がけています。でも、自分の考えていることやこれまでの経験など、ブログとはまた別に自由でゆるいトピックも書けたらいいなと思ってnoteを開設しました。

自分が歩んできた道を振り返ると、もちろんそれはぼくにとっては普通というか、とくに興味深いと思えるものではないのですが、でも客観的に考えると、世の中の多くの人にとってはかなりへんてこな道のりなのではないかと、最近思うようになりました。ということは、ぼくがやってきたことや感じたことには、少なくとも珍しさという価値があるのかなと思いました。

どんなnoteにしたい?

研究者としての日常や、留学していたときの思い出、研究の構想を練ったり論文を書いたりするときにどうしているかなど、思いつくことを脈絡なく書こうかなと思います。それが多少なりとも、研究者を志している人や研究をしている人、研究や研究者に興味がある人などに役に立つとよいなと思っています。また、いつか小説も書いてみたいと思っています。

とはいっても、大それたことは全然考えていません。ほんの少しでも、読んでくださった方の役に立ったり、何か考えるきっかけになったりしたら嬉しいです。

ブログの更新もあるので、noteは楽しみながら不定期に更新していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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