村上 健太郎

東京大学大学院 医学系研究科 社会予防疫学分野 助教。博士(食品栄養科学)。専門は人間…

村上 健太郎

東京大学大学院 医学系研究科 社会予防疫学分野 助教。博士(食品栄養科学)。専門は人間栄養学、栄養疫学。「栄養を科学するブログ」を運営しています。ブログ: https://kmnutri.com Twitter: https://twitter.com/kmnutriblog

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英語論文の読み方③ 英語論文を効果的に読むために必要不可欠なスキルである「能動的な論文の読み方」を伝授します

「時間をかけて丁寧に論文を読んだはずなのにいまいち理解できていない気がする」なんてことはありませんか? そんなあなたにおすすめしたいのが「能動的な論文の読み方」です。 今回は、現役の人間栄養学者・村上健太郎が、英語論文を効果的に読むために必要不可欠なスキルである「能動的な論文の読み方」を伝授します。「能動的な論文の読み方」とは、①明確な意図をもったうえで、②気になることを書き込みながら、③知らない単語をその都度調べつつ、④分からないところにこだわりすぎないで、⑤毎日時間を見

    • 英語論文の読み方② 論文を読むための基礎の基礎「明確な意図をもって論文を読もう」

      ※前回の記事はこちら 英語論文の読み方① 英語論文を効果的に読むために必ず知っておきたい「論文を構成する7つの要素」 https://note.com/kenmrkm/n/na279c142393d 最初から何の苦もなく論文を読める人はそうそういないでしょう。もちろんぼくも例外ではありません。いまから20年ほど前、交換留学先の北アイルランド・アルスター大学(人間栄養学コース)で大量の英語論文を読まなければならなかったときは本当に苦労しました。いちばん困ったのは「分からない文

      • 英語論文の読み方① 英語論文を効果的に読むために必ず知っておきたい「論文を構成する7つの要素」

        「英語が苦手だから論文を読むなんてむり」なんて思っていませんか? そんなことないですよ!意外かもしれませんが、英語論文を読むためには、基本的な英文法、具体的には、5文型(プラス自動詞と他動詞の区別)が分かっていれば十分です。新聞や小説に比べればずっと平易な英語で書かれている英語論文を読むのはそれほど難しいことではないのです。 英語論文がうまく読めないのは英語力の問題というよりもむしろ、論文がどのように構成されているのかを十分に理解していないせいなのです。論文特有のルールを理

        • 自己紹介-栄養疫学者 村上健太郎

          はじめまして、村上健太郎です。東京大学大学院で助教として働いている研究者で、専門は栄養疫学です。「栄養を科学するブログ」という、身近な栄養トピックについて論文をベースに説明するという内容のブログも運営しています。ぜひご覧ください。 ブログ:https://kmnutri.com  Twitter:https://twitter.com/kmnutriblog 小学校から大学まで 生まれたのは北海道です。が、父の仕事の関係で幼稚園に入る前に神奈川県川崎市に引っ越したので、北海

        英語論文の読み方③ 英語論文を効果的に読むために必要不可欠なスキルである「能動的な論文の読み方」を伝授します