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人との出会いが原動力。スポーツイベントでまちを元気に!

今回お話を伺うのは、長門市在住の松尾茂子さん。市民活動イベントへの参加や企画を通して、長門市を元気にする活動をされています。たくさんの活動の原動力や、ご自身が感じるボランティアの魅力について伺いました。



◆プロフィール◆

松尾茂子さん
長門市出身。関西で学生時代を過ごしたのち、地元・長門市の企業に勤めている。『汗汗(かんかん)フェスタin千畳敷』『向津具タブルマラソン』の実行委員、地域づくりや男女共同参画の活動にも関わるなど、さまざまな分野で精力的にボランティア活動をしている。



ボランティア活動を始められたきっかけはなんでしたか?

 学生時代に、先輩に誘われて大学祭に関わるようになったことです。実は、もともと人に挨拶するのもためらような性格で、あまり積極的に表に出るタイプではありませんでした。ところが、気づけば大学祭の実行委員長を務めるほど人との関わりが楽しく感じられるようになって、それ以来人との関わりを求めていろいろな活動をするようになりました。自分の変化に自分でとても驚いています。

 卒業して長門に帰ってきてからは、 地元のまちおこしのイベントに参加するようになりました。さまざまな年齢や職業のメンバーと一緒に、徹夜で看板を作ったりチケットを売ったりして、大変だったけどやりがいのある楽しい時間でした。ボランティアに積極的な方々のいろいろなお話を聞かせてもらいながら活動できたのは、とても良い経験だったと思います。

 今は、『汗汗フェスタin千畳敷』というマウンテンバイクレースのイベントに携わって20年以上になります。今年第7回を開催した『向津具ダブルマラソン』も、第1回の企画から参加させていただいています。この他にもいろいろなボランティア活動に参加させてもらっていて、時には大変なこともありますが、楽しさの方が上回っていますね。

「汗汗フェスタin千畳敷」の様子


活動の中で嬉しかったエピソードを教えてください。 

 今年、コロナの影響で3年ぶりの開催となった『汗汗フェスタin千畳敷』で、参加者の方に「今年開催してくれて、本当にありがとうございます!」と言っていただいたことですね。このときは「あぁもう、他に何もいらないな」と思うくらい感激しました。

 準備の期間中は、「イベントに参加してくれる人はどうしたら楽しんでくれるかな?」とたくさん想像しています。『秋吉台カルストTRAILRUN』や『下関海響マラソン』などにランナーとして積極的に参加して、参加者の立場から見たり体験したりした運営のアイデアから、自分のイベントをより良くするヒントをもらっているんです。例えば、沿道から名前を呼んでもらったりハグをしてもらったりして応援してもらうと、どんなに走り疲れていても足が前に出るくらい嬉しいんですよね。こういう体験をすると、「私たちのイベントに参加してくれる人にも同じように喜んでもらいたい!」という気持ちになり、また次のイベント準備の原動力になります。

「汗汗フェスタin千畳敷」の様子

松尾さんの生活や人生にとって、ご活動はどんなものなのでしょうか。

 私自身が長門という地域と『人』で繋がっていることが感じられて、それが活動の喜びになり、元気の源になっています。いろんな人と一緒に活動をする中で、それぞれのお仕事や生活のお話を聞くことが楽しいんですよね。それはもう、自分の悩みごとが吹っ飛んでしまうくらい(笑)。いつでもどこでも「どちらからいらっしゃったんですか?」と自分から声をかけて、会話のきっかけを作るようにしています。出会いの一つ一つが運命的だと思っているので、その人の暮らしと自分の暮らしが繋がっていくことが何より嬉しいですね。

ボランティアや市民活動を始めてみたい人の背中を押すメッセージをお願いします!

 「行ってみたいな、参加してみたいな」と思ったときに、あなたのペースで一歩を踏み出してもらえるのが一番だと思います。新しい世界に足を踏み入れることは、とても勇気がいりますよね。自分がお誘いする立場になる時は、その人のベストなタイミングかどうか、やってみたいことと活動がマッチするかどうかなど、たくさん想像を巡らせています。どんな活動でも、時間と労力を分けてもらうので、それなりに負担をかけてしまうことがあるし、一口に「気軽に参加」とはならないこともあるでしょう。それでも、「ボランティアをやってみたい」という人がいれば、わたしは手をとって「一緒にやろう」と言いたいですね。

たっぷり1時間、活動について思いを語ってくださいました!


■編集者コメント

さまざまな機会で、「参加者」でいるときもあれば、「ボランティア」や「イベント運営のボランティア」でいるときもある松尾さん。どんなときも、ご活動の中で出会う人ひとりひとりの気持ちや背景を大切にされていることが伝わってきました。松尾さんの素敵なお人柄が溢れるインタビュー空間でした。お話を聞かせていただきありがとうございました!
(イベントの写真は、汗汗フェスタin千畳敷オフィシャルサイトよりご提供いただきました。https://www.gotjp.com/mtb


■次回「いどばたカフェin長門」のお知らせ
次回のいどばたカフェin長門は、11月に"高校生と大人がボランティアについて考え 語り合うワークショップ"を開催します!

日時:2022年11月20日(日)13:00~15:00
場所:長門市しごとセンター セミナールーム

詳しくは下のリンクからどうぞ♪

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