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自己紹介 〜どうして今の仕事を?〜

はじめまして。
フリーランスで犬や猫のことを中心に仕事をさせてもらっている松原です。『マツバラさん』と呼んでいただくことが多いのですが、濁らない「マツハラ」が我が家の苗字のようです。ただ『マツバラさん』と呼ばれてもきちんと反応しますので、どうぞ気軽にお声かけください!

犬や猫についての原稿を書いて、保護活動にも関わっているとお話しすると、かなりの確率で『マツバラさんは何を飼っているんですか?』と聞かれます。犬や猫が大好きだから取材する側になり、動物愛護にも関心があると思われるのでしょう。もちろん犬も猫も好きです。ただ犬好き・猫好きだから今の仕事&活動をしている訳でもないのが正直なところです。ちなみに一緒に暮らしたことがあるのは犬1頭だけ。小学5年生から大学進学で親元を離れるまでの間だけなんです。近年になってミルクボランティアとして子猫を1頭預かりましたが、こちらは飼ったのではなく命を繋いだという感覚)

だったら、どうして今の仕事をしているのかと考えると、目の前にある課題に一生懸命取り組み、人とのご縁を大切にしたいと考えていたら、結果的に犬や猫が自分のテーマになって、会社員ではなくフリーランスになっていた。そんな感じです。
自分の来し方を思い返してみると「どうしても!」と選択をしたのは2回。1回目は就職活動をする中で「マスコミ(メディア関連)」に行きたいという思いでした。氷河期の就職活動は厳しく大学経由で何とか内定をもらったIT企業の方が月給や福利厚生の面からはずっと良かったのですが、そこは諦めきれずゴメンナサイとお詫びしました。就職課から「君がそんな風に内定を辞退したら後輩の就職にも影響するんだよ!」と強めにお叱りをいただきました。
次に自分で大きな決断をしたのは36歳で会社を辞めた時でしょうか。その時点で最初に就職した映像制作会社、農業ベンチャー、起業した企画制作会社そして犬のフリーマガジン出版社と4つの会社に属してきましたが、きちんと面接を受けたのは最初の1社だけ。そこから先は人との繋がりでいろんな仕事をさせていただき、今に至っています。ちなみに辞任届を出す時には、その後のことは全く決まっておらず、もちろんフリーランスになるなんて選択肢にも無かったのですが。

なんとも他人任せで、その場しのぎな人生。。。でも自分では、これで良いんだ!と思うに至った印象深いエピソードがあります。
当時、関西で人気のあったラジオDJさんのお話を聞く機会がありました。大学生向けの講演だったので自身のキャリアについて振り返る中で『目の前に出された仕事を一生懸命していればそれを見てくれている人がいて、いつか自分がやりたい仕事に繋がる』という内容でした。当時の僕は、マイクの前で喋る人=アナウンサーや芸人さんなど特別な訓練や修行を経た人たちで、最初からその職に就かないと難しいと考えていたのです。そのDJさんはラジオ局のアルバイトからキャリアアップしていったと聞き、そういう仕事の就き方もあるんだ、それもカッコいいなと思ったのでした。

だから自分に与えられた仕事を一生懸命やる、それがいつか成りたい自分に繋がるんだ、振り返るとそんな風に思っていたのかも知れません。いや、当時は目の前にある仕事をこなすことに精一杯で、そこまで深く考えていなかったものの、自分の奥底にはそういう想いがありました。
『じゃあ、あなたは何になりたかったの?』という話になりますが、インタビューを自分の仕事にしたいというのが学生時代からの理想でした。政治家や時の人に厳しく切り込むような報道番組や、人気者の意外な一面を引き出すようなトーク番組、それの制作に関わりたいなと考えていました。
結果、フリーマガジンを発行していた時代には、多くの著名人の皆さんにお話を伺うインタビューが主な仕事の1つになっていました。自分がやりたかったことに近づけたんだと、仕事を辞める直前に気が付きました。これまでの仕事への向き合い方は間違っていなかったのかもしれないと、少しだけ自分を褒めてあげたい気持ちに。

どうしてフリーランスで犬や猫、動物愛護をテーマに仕事しているのかは、また次の機会に・・・


イラストの様に猫に好かれる人でありたいです


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