松原 賢

フリーランス編集者、プロデューサー、帝京科学大学非常勤講師、彩の国動物愛護推進員 #保…

松原 賢

フリーランス編集者、プロデューサー、帝京科学大学非常勤講師、彩の国動物愛護推進員 #保護猫 #保護犬 #動物愛護 #動物福祉 #アニマルウェルフェア #アート #グルメ

最近の記事

虐待から動物を守るために

来年から法改正に向けた議論が本格化すると見られている動物愛護管理法について、クリステル財団では動物虐待に焦点を絞り法改正を訴える署名を、今年の動物愛護週間から始めています。 https://www.change.org/cve_animalsos 今の法律では、虐待されている動物がいると行政が認識しても速やかに保護することは出来ません。それは何故なら、飼い主に所有権があるからです。 また、飼い主が動物愛護管理法違反として有罪判決を受けたとしても、裁判が終われば動物は元の飼い

    • 動物愛護管理法を改正して、動物を守れる法律に!

      現在、一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブルでは、動物愛護管理法の次期法改正に向けて署名活動を行なっています。 改正したい点は沢山ありますが、今回は虐待されている動物を守ることにテーマを絞り、下記の3点を法律に盛り込んむことを訴えています。 1)緊急一時保護 ~手遅れになる前に、“証拠”ではない形で、虐待された動物が保護できるように~ 2)所有権の喪失 ~虐待を受けた動物が、虐待を繰り返す恐れのある飼い主のもとに帰らなくてすむように~ 3) 行政による保管 ~虐待を受

      • 電動キックボードは便利?危険?

        今回は犬猫とは全く関係の無い話しです。また全くの私見で、関わる団体などの意見を代表するものでもありません。 都内では、一昔前は『スタバでMacBook開いてそう』と言われた人種は、今では『電動キックボードに乗ってそう』と言い換えられているらしい。そんな話をつい先日聞いたばかりでした。 大都会から郊外へ引っ越し、一家に数台自動車があって当たり前の地域で暮らしていると、シェアサイクルですら誰が使うの?という感じですが(私は専ら徒歩か公共の交通機関利用ですが)時折り意を決して都会

        • 保護犬猫のために医療を提供してくださっている動物病院

          保護犬猫支援基金の協力動物病院を動画で紹介しております。是非ご覧ください!

        虐待から動物を守るために

          保護犬を家族に迎えたいとお考えの方、保護団体から断られたことがある方、是非お読みください

          保護犬を家族に迎えたいとお考えの方、保護団体から断られたことがある方、是非お読みください

          5つの自由から5つの領域へ

          上記にレポートを書きました。動物福祉(アニマルウェルフェア)に関心を持ってくださる方は、きっかけとして是非お読みください。

          5つの自由から5つの領域へ

          ミルクボランティア修了しました

          もっと頻繁に記録を書き残そうと考えていたのですが、いざ3頭を預かると全然余裕無くなりました。 まず、皆グイグイと育ってくれて、下痢など体調を崩す事もなく、生後2ヶ月で体重も1キロを超えくれました! 黒猫ビリーは早速希望者様ご一家の元でトライアルをし、先日無事に正式譲渡。サバトラのキャリーは近々、先住猫さんがいるお宅へトライアルに行きます。そしてキジトラのドーリーさんはというと、この3匹を動物愛護センターからレスキューしてくださった動物病院に居を移し、飼い主さん募集を続けること

          ミルクボランティア修了しました

          子猫にミルクを与える日々

          以前、『自己紹介〜猫と私〜』というタイトルで書いた記事の通り、過去に一度だけミルクボランティアを経験したことがあるのですが、ご縁があって二度目のチャレンジをすることになりました! 今回は3頭の子猫たちです!先週、某県の動物愛護センターからレスキューされ、数日間は動物病院で経過観察をして貰っていましたが、みな哺乳瓶からミルクを飲める様になったとのことで、引き継がせてもらいました。おそらく生後10日くらいとのことで、体重は平均すると180g。このまま順調に育って欲しいと願うばか

          子猫にミルクを与える日々

          保護犬・保護猫の啓発冊子が新しくなりました!

          マツハラプロジェクトとして2015年から編集を担当している冊子の第6版が2023月3月30日に発行されました。 新しい飼い主さんを待っている犬猫が沢山いること、引き取って家族になるという選択肢を広めるために一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブルが公益社団法人日本動物病院協会(JAHA)に協力いただき制作、発行しています。 こちらの冊子については下記のリンクから全ページご覧になっていただくことも可能です。 https://christelfoundation.org/_n

          保護犬・保護猫の啓発冊子が新しくなりました!

          動物と暮らすのは何のため?

          何となく付けていたテレビから「175匹の動物と暮らすイケメン」というテロップが目に入り、何のことやらと気になり見ていると、アニマルハウスなる一軒家で様々な種の動物を飼っている若い男性のことでした。ググってみると、どうやら人気YouTuberだそうです。 正直な感想をツイートしてみたところ、僕のアカウントにしては多くの反響がありました。同じように感じた方も少なくないようです。 最も気になったのは、そんな彼に動物を引き取って欲しいという依頼が相次いでおり、番組の中では『動物保

          動物と暮らすのは何のため?

          【速報】2021年度の犬猫殺処分頭数が発表されました!

          必ずしも嬉しい情報でもありませんが、まだかまだか?と思っていた昨年度の情報が更新されました。 まずは犬猫殺処分頭数ですが、14.457頭でした。 1年前は23.764頭でしたから、10,000頭近く減少しています。自治体の皆さん、ボランティアの皆さんの努力の成果だと思います。 私が取材を始めた当初は30万頭以上でしたから、保護犬・保護猫を取り巻く環境は本当にここ十数年で大きく変わったと感じます。 次に気になるのは猫の幼齢個体の処分が7.407頭でした。つまり国内の自治体で

          【速報】2021年度の犬猫殺処分頭数が発表されました!

          よくある質問 どうして犬猫殺処分をゼロにできないの?

          罪のない犬や猫の尊い命が人間の手によって奪われている。しかも『ガス室』で苦しんで死んでいく。そんな事はすぐにやめるべきだ!と思う気持ちは当然のものだと思います。日本国民が動物に対してそういう優しい気持ちを持つこと自体が、動物愛護管理法の目的である(理念法)とも言われくらいです。そういう意味では、今年制定から50年を迎える動物愛護管理法(制定時は動物保護管理法)は一定の役割を果たしているとも思えます。 さて、殺処分と一口にいいますが、よく見てみると環境省が毎年発表する『動物愛

          よくある質問 どうして犬猫殺処分をゼロにできないの?

          よくある相談『保護活動を仕事にしたい』

          先日、知り合いの獣医師さんに繋いでいただき、高校2年生の方とお話しする機会がありました。とても真面目そうな方で犬猫が大好きとのこと。将来は保護活動を仕事にしたいと考えているので、この先何を学べば良いでしょうか?という質問をいただきました。 大学や専門学校で動物愛護の授業をすると、同じような質問をいただくことも多く、保護活動の認知や社会的な評価が以前よりも高くなっていることに驚くと同時に、普及啓発に取り組んできた一員としては嬉しくもあります。 ただ実際のところ、多くの方はボラ

          よくある相談『保護活動を仕事にしたい』

          原稿とラブレターとカレー

          編集者と名乗っても今ひとつ伝わらないことも多い。若い人からはYouTubeですか?と動画編集をしていると思われることもある。いや、それも昔少しだけ仕事にしていたけれど、その時代はテープを使ったアナログな編集だったし… そんな時には「ライターです、取材して原稿書いたりしてます」という。これなら皆さん分かってくださる。ただ原稿書きが天職!と言い切れるほど、自分の書く文章に自信を持っているのかと聞かれると(お仕事として書いているのに申し訳ないんですが)そんなに自分の書く文章が好きで

          原稿とラブレターとカレー

          自己紹介 〜猫と私〜

          幼少期から猫に対しては少し怖いイメージを持っていました。暗闇で光る目とか、鋭い爪で引っ掻くとか、シャーと言って怖い顔をするとか。それに野良猫って地域も厄介者と見られていたり…(猫には一切の責任は無いんですけどね) 仕事でも主に犬に関わってきたのですが、フリーランスになって以降は、自治体のセンターや猫の保護団体さん、TNR活動を取材することも増え、猫との接点が増えるました。そしてその認識は一新されました。 出会う猫たちは人慣れしている子、とても人懐こい子、まだシャイでなかなか

          自己紹介 〜猫と私〜

          あなたの知らない世界 〜マツコさんは知ってるはず〜

          街中を歩いていて、自分よりも大きい人に遭遇することは滅多にありません。あっ!と思うと外国籍の方が大半です。どうやらあの人気者、某デラックス先輩と、ほぼほぼ同じ体型をしているようです。以前、髪を伸ばして引っ詰めにしていた頃、背後から『マツコじゃね?』と若者たちが会話している声が聞こえたこともあります。ここまで来るとメタボとかいう類のカワイイものではありません。健康のためにも、ファッションを楽しむためにも痩せた方が良い事はよくよく分かっています。 そんな体型で生きていますから、こ

          あなたの知らない世界 〜マツコさんは知ってるはず〜