メンクイもどき

 私はよくイケメンがいるとテンションが上がりはしゃぐので「けんってメンクイだよね~」と勘違いされる。でも私は実は完全なメンクイではない。

 私は確かにイケメンが大好きだ。視界にイケメンが入っただけでもう嬉しい。癒される。イケメンはずっと見ていられるし見ていたい。zoomだとピン留めしちゃう笑。これバレなくていいんだよね笑。でもそういう自分に時々嫌になる。自分がルッキズムに嫌悪感を抱いているのにそうしているからだ。

 でも人をイケメンという理由で好きになったことはない。今まで好きになった人を思い起こしてみても、イケメンはいない。高校の時好きだった人は顔はもう忘れそうなくらい普通でしかもおとなしくて、クラスで目立ってた自分とは対照的な地味な人だった。今思えば何が好きだったか分からない。いや、お人好しな所がいいと思ってたんだった。予備校時代ファンだった先生も、顔は普通だったけど、話がすごく面白くて楽しくて好きになった。どちらの場合も、好きになると不思議なことにどんな顔でも顔さえも好きになったものだ。

 最近キュンとしたことがあって。ちょっと嫌なことがあった時に、先回りして私の気持ちを察して気遣ってくれた人がいた。こういう人いいよなって思った。

 私はイケメンは好きだけど人を本当に好きになるときは中身からのようだ。特に話が面白い人とか人の気持ちを機敏に読み取れる人とかに魅力を感じる。あとバイタリティの塊みたいな人もいいな。

  1回くらいはイケメンと付き合ってみたいな。とってもおこがましい願いなんだけど。イケメンの生態を知りたい。イケメンにいつ飽きるか知りたい。私はルッキズムじゃないけど、やっぱりイケメンってそれだけで目立つ。

 ....結局外見が大事っていう普遍の事実に絶望。

  残酷だけど受け入れて生きるしかないな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?