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5年間働いて考えた、自己肯定感を高めるためのたった3つの方法

初めに

こんにちは、kenmaroです。
普段はqiita というソフトウェアエンジニアがよく技術記事を投稿する場所にいろいろと書いていますが、技術記事以外のことはnoteに書くことにしています

今回は、私が今のところ辿り着いた、自己肯定感を高めるたった三つの方法
という内容について書いてみたいと思います。

今の世の中はまさに情報過多の社会であり、たくさんの教訓や、
自己啓発の内容も無数に存在しています。

でも、結局のところ一人の人間として自分が信じて守っていく教訓というのはそんなに多くないはずなんです。

いろんなものを試して試行錯誤した結果、自分の中でそのときに納得できているものを大事にしていければいいんだと思います。

まず初めに私がどういうバックグラウンドを持っているのか、
どのようにしてこの方法にたどり着いたのか、ということについて簡単に説明します。

その内容を踏まえた上で実際の方法について説明した方が、しっくりくるかなと思ったからです。

また、そのようにして自分の記録としても残しておきたいと思ったからです。


ソフトウェアエンジニアとしてスタートアップで働いた5年間


私はソフトウェアエンジニアとして、都内のスタートアップで働いています。
働いている期間は約5年ほどです。
この5年間は長いようでほんとうにあっという間でした。
インターンとして働き始めた会社に入社することになり、エンジニアとしてなにも知らなかったところから、少しだけですが成長できた5年間でした。

働く上で最初の頃とは考え方が変わったこともたくさんあります、
スタートアップでがりがり働いている間に、いろいろなことを学び、
同時に犠牲にしてしまったこともあったなあと思い返しています。

そんな中で、エンジニアとして活動していく中でやるようになって良かった習慣や、
スタートアップで働くか、大企業で働くかなど
そのときそのときで考えたいろいろなことを今までnoteに書いてきました。

また、ハッカソンによく出るようになり、個人開発をスタートしてからいくつかのプロダクトをリリースしたりしました。
そんな中で個人開発をする上でのモチベーションへの考え方や、コピペに対する考え方、勉強のの仕方についていくつか自分の思うことについて発信をしてきました。

このように、5年間働く上で、いろんなことに手を出して見る中で、
あまりうまくいかないことや、結構やって良かったなと思うことがいくつかありました。

それらの中から、自然と自分の中で形成された3つの教訓について、
これを機にここに残しておこうと思います。


教訓①他人と比べず自分と比べる


自己肯定感を高めるたった3つの方法、
一つ目は他人と比べず自分と比べる、ということです。

なにを今更誰でも言っていることを繰り返しているのか、
と思った人がほとんどだと思います。
まさにそのとおりです、数年間いろいろ考えて落ち着いたところは、とてもシンプルな教訓だった、というのもこの記事で書きたいことであったりします。

私のバックグラウンドである、エンジニアという職種であり、
スタートアップという組織に在籍しているという観点からお話しします。

エンジニアという職種に関しては(他の職種もそうであるということを前提とした上で)、本当にたくさんの技術ドメインが存在します。
そのドメインの中で、世の中には天才的な人がたくさんいます。
仮に自分がいくらニッチなことをやっていたとしても、その分野で秀でている人が世の中には必ずいます。

また、個人開発などをやろうとして、自分でサービスに関わる全ての技術についてカバーしようとすると、今度はソフトウェアエンジニアとしての総合的な知識を得ることの難しさに圧倒されます。
自分はなんて知識がないんだろう、というふうに現実を突きつけられる日常はエンジニアあるあるだと思います。

また、スタートアップという場所に身を置くと、大企業でエンジニアをするよりも良くも悪くもジェネラリストのようなエンジニアになりがちです。
大企業でのエンジニアはやることが明確に決まっており、その中で技術を深掘りするような仕事が多いのに対し、スタートアップのエンジニアはカバー領域が広く、どちらかというと広くあまり深くなく知識を身につけていくような感じになりやすいです。
その中で、技術のある分野に特化している大企業や研究所のエンジニアの発表を聞いたりすると、自分に対して自信がなくなることも多いと思います。

スタートアップという場所に関していうと、人が少なく、同期もほぼいないような会社も多いと思います。
この点、大企業に比べると周りが少ないので比べる人も少ないように思えますが、そんなことはありません。
スタートアップの環境では同期などほとんどおらず、一緒に働く人のキャリアや年齢は様々です。
入社初日からレベル100の人と仕事をすることもたくさんありますし、
年下に圧倒的に能力の高いエンジニアがいたりもするわけです。
ときには社員ですらないインターンの大学1年生と30歳である自分が同じような能力であったり、むしろインターンの方が知識があったりするのも、エンジニアではあるあるです。

いずれにしても、他人と自分を比べるといいことはあまりありません。
何年も働いてそんなことも気づかなかったのか、という声も聞こえてきそうですが、逆に何年も働いたからこそ自分と他人を比べることがあまり役に立たないことだと理解できました。


一方で比べる、ということはメリットもあるだろう、という声も聞こえてきそうです。
比べることで競争心に火がついていつもより頑張れたり、あの人が逆にあまり頑張っていないから反面教師にしてその分私も頑張ろうとか、そこにモチベーションを感じることもなくはないと思うからです。

しかしながら、私はこのモチベーションの持ち方はあまり健全でないと思います。
人と比べることで自分を鼓舞していたとしてもその人がいきなり他の部署に移動したり、その人があまりにも優秀で自分が追いつけないことに対して苦しく感じたり、逆に他の人があまり優れていなければ自分に対しても高い目標を持ち続けることは難しくなってしまうからです。

それではどうすればいいかというと、自分といつも比べるということです。今の自分を1ヶ月前の自分や、1年後になっていたい自分と比べるべきです。
自分が何かに対して勉強していたり練習したりしていれば、1ヶ月前の自分より確実に成長しているはずです。
自分に自信がなくなってしまった時は過去の自分と今の自分を見比べて見るべきです。
また、1年後になりたい自分はもしかすると遠い目標に思えるかもしれません。
自分はまだまだだから頑張らなければいけない、と思いたいときは、なりたい自分と今の自分を比べて見ることでそれが実現されます。

アドラー心理学では、他人の評価で自分の存在価値を決めるのではなく、自分の存在をそのまま受け入れること、という教訓があります。
自己肯定感を維持するために他人を必要とせず、自分の存在価値を自分で肯定できるようになっていれば、社会の中で暮らしやすくなるはずです。


教訓②自分との約束を守る


自己肯定感を高めるたった3つの方法、
二つ目は自分との約束を守る、ということです。
ここでの自分との約束は、なんでもいいですが自分がやると決めたことです。


例えば朝6時に起きて資格の勉強をするとか、何キロ落とすために2ヶ月間ダイエットをする、毎日読書を10分やる、とか、他にもいろいろあると思います。
このとき大事なのは、自分との約束を守るという点において、なるべく他人が関わっていない方が良いです。
先程の3つの例では、自分が朝起きて勉強するだけで達成されますし、ダイエットも食生活を管理したり運動したりするのは自分です。
他人の協力が必要な約束は、他人がどう行動するかで結果が変わってしまう可能性があるため、もしかすると守れないことがあるかもしれません。
一方で、自分の行動のみで達成される約束は、自分の行動次第で(ほぼ)必ず守ることができます。


ここでほぼと書いたのは、どうしても守れない理由があるときもたまにはもちろんあるからです。
前日に会社の飲み会があり寝るのが遅くなってしまい、早起きがどうしてもできなかったり、
誕生日にディナーに行き、その日だけはケーキを好きなだけ食べたり。
このような例外を除き、自分と約束したことをできるだけ守ることで自己肯定感は高まっていきます。どんなに小さいことでもいいと思います。
毎日野菜をきちんと摂るとか。


自分とした約束を毎日継続して守ることで、自分に自信が持てるようになるのがわかるはずです。
もちろんこれらの約束は、なりたい自分を達成するための約束であり、これらを守って行った暁には自分が少しずつ目標とする自分に近づいていくのがわかると思います。
しかし、大事なのは自分が目標に近づいていることに対して自己肯定感が生まれてくるのではなく、自分が自分との約束を守っている事実に対して自己肯定感が高まるという点です。
少なくとも私はそう感じています。
自分との約束を守るのは誰でもない自分であり、それが今生きている中で達成できている、少なくとも自分との約束に嘘はついていない、ということが自己肯定感を与えてくれるように思います。


教訓③ねだるな、勝ち取れというマインドを持つ


自己肯定感を高めるたった3つの方法、
三つ目はねだるな、勝ち取れの考えを持つことです。

誰しも、自分のやったことについては主張をしたがります。
そんな中で自分がやったことに対して他人から評価をされるわけですが、それが気に食わなかったり不満に思ってしまうことはたくさんあるでしょう。
また、他人が自分より成果を出していなかったりするにも関わらず評価はされていたり、そのようなことに直面すると自分のモチベーションを保つのが難しくなったりすることも、働いている上ではまああると思います。

そのときに、自分のやったことをひたすらに主張し、評価を求めるように行動する人がいます。
私は、そのような行動はそのときはもしかすると評価が改善されて自分に利益が出たりプラスになるかもしれないですが、長い目で見るとマイナスになる可能性が高いと思っています。
理由は、次同じようなことが起きたときにまた同じように自分の権利や成果を主張し、評価を得ようとしてしまうからです。

私は、一概にそのような行動が悪いとは言いません。
会社員であれば、上司に認めてもらえるような行動をとることも必要でしょう。
また、この行動が「ねだる」という言葉だけで表現されるとも思ってはいません。
ねだる、と書くと少しネガティブな言葉に聞こえますもんね。


しかしながら、これも先程の自分との約束として、そのような時は自分のやったことは自分で承認し、次は評価を勝ち取れるようにさらに精進することにしました。
ある意味、自分がやることを愚直にやっていればいつかは他人も理解してくれるだろう、という甘い考えなのかもしれません。
しかし私は、他人からの評価はやはりねだらず自分の力で勝ち取りたい、そのようなマインドを持った人生にしたほうが清々しいと考えているため、この考えを最後に入れました。
このマインドで過ごすと、やはり自分の価値を他人の軸ではなく、自分の力で切り開いた結果から得ようとするポジティブな考え方をすることができるようになります。


最後に


今回は自己肯定感を高めるたった3つの方法、
というテーマで記事を書きました。

世の中にはいろいろな情報が溢れ、自己啓発についても大量の本や動画、セミナーなどいろいろと試してみたくなる気持ちもわかります。
結局は、自分でいろいろ試したり考えたりしたあとに、いくつかの自分なりの思想に辿り着き、それらの思想については案外シンプルなものにまとまるのではないか、と最近感じています。


今日書いた3つのこと

  • 他人と比べず、自分と比べる

  • 自分との約束を守る

  • ねだるな、勝ち取れのマインドを持つ

これらの3つも、詰まるところ私が大事にしていることで、
みなさん全員にしっくりくるとは思えませんし、それでいいと思います。

私にとっても、数年後はこの教訓についてもアップデートされているかもしれません。それでいいと思います。

みなさんもいろいろと経験する上で、自分の人生のルールというか、教訓みたいなものをお持ちの方もいらっしゃると思います。
もし持っている方がいたらぜひ聞いてみたいなと思います。

また、記事を書きたいと思います。
拙い文章ですがここまで読んでいただきありがとうございました。

今回はこの辺で。

kenmaro


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