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20-1. 便秘総合-前編 治療が必要か自力腸活でOKか。

便秘を専門とする「便秘外来」や「排便機能外来」があることをご存知でしたか? または慢性便秘症を診察してくれる内科、消化器内科、消化器外科、最後の一歩が出せないなら肛門科で診察してくれます。

その前に、現在病気の治療中の方なら主治医に相談。特に糖尿病や精神疾患の治療中ならお薬の副作用かも知れません。

その際には予め、
・いつ頃からか
・何日に1回、1週間に何回か
・便の形状
・腹痛・膨満感・残便感
・食欲不振があるか
・排便にかかる時間
・便意があってトイレにいっても出ないなど、カレンダーに記録しておくと問診がスムーズに進みます。

問診によって改善のお薬と生活改善指導を受けます。

また重症で緊急を要するようなら、便秘外来を紹介してくれるでしょう。

便秘外来では、腹部の触診、血液検査や便検査、必要に応じて直腸指診、レントゲン(注腸造影)、エコー、大腸内視鏡、CT、MRIなどの検査、保険対象外では自律神経機能検査や腸内フローラ検査、大腸通過時間検査、肛門機能の検査もあります。

便秘で苦しい、どうにかならないものか、病院へ行くほどでもないと思っているうちに筋力が弱って出せなくなると、肛門に擬似便を入れてトレーニングする方法もあるようです。そうならないうちに自力で出せるようにしましょう。後編ではその「自力改善」について書きます。

過敏性腸症候群が増えている

過敏性腸症候群は10人に1人!?
ストレス社会の現代病。

改善の基本は、規則正しい食事、暴飲暴食、夜間の大食を避け、ストレスを溜めず、睡眠、休養を十分にとる。刺激物、脂肪の多い食事、アルコールを控える。

それでも便秘と下痢を繰り返し、生活に支障をきたしている、過度なストレスに心当たりのある方はすぐに消化器内科で受診しましょう。

次回は後編の「自力で出せるようになりました」です。

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