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影響受けた永里優季のブログから・・・


「筋肉を使わずに、身体を動かす」

 女子サッカー選手である永里優季選手のブログをみたときに、
すぐ1クリックして購入をしました。

 私自身が多くのアスリートや運動指導に関わる立場として、
ピアニストの著書から学んだ気づき。
そして再確認することができた素敵な本だったので、紹介させてくださいね。

 
 永里優季選手のブログ
https://note.com/yukinagasato/n/n45f526daf8cd

結論 Conclusion
■ 脳ミソのメカニズムを知るべき
■ 様々な感覚機能が働き、脳で処理している
■ 筋肉を使わずに、身体を動かす=脱力の大切さ
■ 1人1人の個性同様、身体の使い方にも個性があるから皆異なる
■ 感情を込める。それが伝わる

「予防」という概念は、世界中に認知されています。
多くのヘルスケアに浸透し、
認識とサービスを提供する時代です。
そのおかげで、運動に興味を持つ多くの方が増えていることが大変うれしく思います。しかし、ヘルスケアにおけるアプローチ方法は実際どのくらいあるのか。
 ・ケガをしたら、ケガをしないためのトレーニングを教えてほしい
 ・筋力アップしたかったら、
    強くなるためのトレーニングを教えてほしい。
 ・1ヶ月で5㎏痩せる方法を教えてほしい

などなど多くの予防という概念が
『トレーニングをすること』の認識が強い気がします。

目に見える部分を見すぎな気がします。でも目に見える部分はとても指標になり、気になります(笑)
 ・目の前にあるティッシュを捨てない姿
 ・細くて、短い脚
 ・尋常なじゃないくらい背もたれに寄り掛かる座る姿勢
 ・頭を上下に動かして向かってくる歩き方

目に見える部分は、視覚で処理します。メラビアンの法則でわかるように55%を占めているのも視覚です。それだけ多くの情報収集が得意であることがわかります。

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では、目に見えない部分はどのように評価するのか。

ここで話が戻りますが、「心」「脳」「思考」「感覚」は見えません。
動作を遂行するという結果には、
理由があるはずです。

ピアニストは聴覚機能が発達している¹⁾

いい耳が必要なピアニストの場合、大切な3つの機能が紹介されています。
①聴覚(前庭機能)
②視覚(周辺視野とサッケード)
③短期記憶
になります。

※サッケードとは
1箇所に目の焦点を合わせ、少し離れた別箇所に合わせるために高速で眼球を移動すること¹⁾

身体を動かすために必要な処理

ピアニストは、目には見えない情報を処理して素敵な音を届けている。
楽譜を記憶し、音のタイミングや感情を込め演奏してくれていることを再認識すると、スポーツ動作においても環境や状況の情報を処理し、適切なタイミングでプレーを行うことが大切であると思っています。

Jrアスリートの傾向と課題

ジュニアアスリートでは、
練習時間が多いことでケガをすることが社会問題になっています。

ピアニストの練習時間も長いです。同じ曲を何回も演奏します。
なぜそこまで練習するのでしょうか?
それは、上達したいからです。

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著書の研究結果からは、11歳までに行う練習時間の増加により、神経細胞が発達するが、12歳以降は練習をたくさんすることが発達にはあまり関係がない¹⁾と報告されていました。

大人になってからの練習もムダでないことを報告しています。

神経細胞は増えるため、ムダにはならない。

ピアニストの三大疾病
①腱鞘炎
②手根管症候群
③フォーカル・ジストニア
          が挙げられています。

練習時間が多くなればなるほど、それだけ身体を酷使するためケガを起こしやすい状態であるオーバユースが原因です。

なぜケガをする人としない人がいるのでしょうか?

それは正しい身体の使い方ができているか。
同じスポーツであっても、身体の使い方には個人差があります。

つまり、その人によって動き方が違うことが事実であるということ。
枠の中にいれないことが大切かなと個人的には思っています。


ピアニストの省エネ術6個¹⁾

 ①ムダな時間に仕事をしない
 ②フォームを工夫する
 ③重力を利用する
 ④しなりを利用する
 ⑤鍵盤から受ける力を逃がす
 ⑥イメージして打鍵する

動きに必ず共通するリストである。

・運動をする子どもから大人まで
・Jrアスリートの子供たち
・一生懸命に毎日練習する学生アスリート
・毎日の仕事がある中プレーする社会人
・夢と希望を与えるプロ選手

全ての人たちに必要です。


どうすればうまくなる?

筋力を鍛えることが大切。
柔軟性を高めることも大事。
食事食べなきゃ話にならない。
そして寝ることも。

全て大事だけども、
・脱力できること
・タイミング
・情報処理と統合

この3つのことは運動指導においても、
リハビリテーションに置き換えても、
とても大切な要素であることを
再確認できた内容でした。


その中でもトレーニングを効果的にするには?

身体の使い方にも個性があることを知り、可否するものではない。
ケガを予防するためには、多様な動きを覚え、変動した環境や課題に取り組むことが大切だと私は信じています。

拙い文章ですが、
より一般の方や指導者の方々に伝わるよう、
少しづつ動画の活用も準備しております。

最後までお読み頂き本当にありがとうございます!

Refarence
¹⁾古谷晋一.ピアニストの脳を科学する超絶技巧のメカニズム.春秋社.2012







運動を通じて一人でも輝ける身体になりたい方を応援します。サポートは今後内容を週1回有益な情報を提供できる活動費にさせて頂きます。