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ダイエットしたい人が体重やBMIを指標にしちゃいけない話

こんにちは
健康家族ちゃんねる の ひかるです。

今回は
「ダイエットしたい」
「身体を軽くしたい」
「痩せたい」
「キレイになりたい」
「モテたい」
と思っている人や家族にそういった方が
いるなら知ってるといいよねって話です。

⌛この記事は約6~9分でお読み頂けます⌛

よく巷でダイエットや
ウエイトコントロールの指標となる
【体重】と【BMI】
こんなん氣にしなくていいし、
氣にしてたらうまくいくダイエットも
うまくいかなくなっちゃうかもよ←暴論
ってことを順を追って知って頂きたいと思います。

最後の方のおまけでは反対に
【体重】と【BMI】の重要度が高い人は
こういう人達だよなんて話も書いておきますので
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。


体重とBMIって何の数値?

ということで、
まずは体重とはなんぞや?
BMIとはなんぞや?
から参ります。

体重

身体を構成している物質の質量。
筋肉も骨も脂肪も内臓も
内臓の中に入ってるものや
水分とかもぜ~んぶをひっくるめた重さ。
ちなみに水分量とかで±5kgは
全然あります。

体組成計とかだと各社が持っている
膨大なデータから身長別の平均体重に対して
重いのか?軽いのか?という判断をしてくれる
物も増えてきましたね。

あとは最近、美容体重とかシンデレラ体重
モデル体重などといった美しく見えるといわれるような
キャッチーなキラキラワードの指標も出てきました。
この数値はBMIを用いて算出するので
次のBMIの所でもう少し掘り下げます。

BMI

Body Mass Indexの略。
体格指数とも言い換えられ、
身長に対してどんな体格か
を算出する指標。

BMI=体重÷(身長(m))²

BMI値22が一番病気にかかりにくいので
健康の基準値や適性体重とされています。

美容体重のBMI値はおよそ20。
見た目の印象的にはスリムでスッキリしているが
程よく脂肪もあるって感じです。

シンデレラ体重のBMIはおよそ18。
芸能人で細身の方のスタイルが
だいたいこの辺と言われます。

モデル体重と呼ばれるものも存在し、
BMIはおよそ17。
健康を害する可能性が高いゾーンです。

こうやってなんちゃら体重とか言われて
ずら~っと並べられると
「私、太ってるかも。。。」
って感じちゃう方も
いらっしゃるかと思いますが、
ホント氣にしなくてOKです。
次章でその理由をお伝えします。

ダイエットやウエイトコントロール
をしたい目的は?

「どうなりたいか?」という目的やGOALによって
その人にとって重要な指標は変わるわけですが、
頂く相談の中で、

  • 痩せたいから体重落としたい

  • キレイになりたいからダイエットしたい

  • 関節の負担を減らしたいから体重を落としたい

この辺りの理由や目的で
ご自身の身体に向き合われる方が
多いなという個人的な印象です。

ではなぜこれらの目的の方が
体重やBMIを指標にしない方が
結果を得やすいのかについて書いていきます。

痩せたい人が体重やBMIを指標にしない方が良い理由

ここは超シンプルな理由になりますが、
体重やBMIが適正値でも
痩せていないことも太っていることもあるから。

体重落ちてるのに太っているとか
パッと聞くと「????」という方が多いかと思います。

この現象が起きる理由はズバリ
☑体 重→減
☑体脂肪→増
☑骨格筋→減
この傾向がみられる状態。

体重そのものは落ちているのですが、
脂肪が増えていて、筋肉量が減っているってケース。
脂肪よりも筋肉の方が水分を保持しやすいので
筋肉が落ちるとそれに伴い水分量も減りやすいです。
そうなると順調に体重が落ちて、さも痩せているように
見えますが実際に身体で起きている現象は逆。
順調に太っているってことがあるんです。

誤ったダイエットや断食は
この状態を生み出してしまうので

☑体組成計を使う事
☑決まった時間や決まった条件での測定
 (起床時コップ一杯の水飲んだら寝巻のまま乗るとか)
☑体脂肪率と骨格筋率の変化を継続的に追いかける

これらのようなアクションが重要になってきます。

運動よりも効果的な
体脂肪を燃やす具体的な話
もまた後日書いておきますので
痩せたい方はぜひ読んでみてください。

キレイになりたい人が体重やBMIを指標にしない方が良い理由

こちらの理由は
体重が減ってもBMIが適正値でも
思っていたキレイが手に入らないことがあるから。

「ジムに通って体重は落ちたんだけど
 なんかキレイにならなくて。。。。」

「エステに行って体重は落ちたんだけれど
 全然思ったスタイルにならなくて。。。。」

「美容整体や美容鍼に通っているんだけれど
 なかなか細くならなくて。。。。」

私の整体を受けにいらっしゃるお客様の中でも
ダイエットやプロポーションがうまくいかなくて
というお悩みでいらっしゃる方はけっこう多いです。

ではなぜこういった状況が起きるのか?といいますと
「その人自身のスタイルやプロポーションが
 良かった過去の体重やBMIを指標にしている」

スタイルやプロポーションが良かった時期の自分と
今の自分は間違いなく年齢が違います。
そうすると前項でも述べた筋肉量や体脂肪率、
脂肪の燃えやすさなどに機能的な違いが出るんです。

なので当時と同じ体重になっても
見た目の印象がなんか違ってくるのは
自明の理。

一昔前まではこれは加齢による生理現象によって
筋力低下や痩せにくくなるとされてきましたが
近年ではそうではないことも解明されてきています。
科学の進歩バンザイ🙌
このことや対策についてもまた後日記事にしますね。


「ネット上の芸能人やモデルさんの体重やBMIを
 参考でなく盲信している」

若い女性に多い傾向。
興味関心を持ってそこまで調べて
自身の身体と向き合う姿勢は素敵です。

が故に、ちょっと勿体ないかも。
その芸能人やモデルの方と
あなた自身は違う人間。
骨格や肉付きのタイプが違ったり、
持ってる美しさのタイプが違ったりするもの。

芸能人の数字を盲信し過ぎて
そこに近付けることで反対に
体調を崩してしまったり、

無理な目標体重の設定により
体重の変動に神経質になり過ぎたり、

なかなか目標体重に近付かず
メンタルが擦り減ったり。

海外ではモデルさんがもっと痩せるように言われ
摂食障害で若くして命を落としてしまったり、
日本でも厚生労働省が無理なダイエットや
過度なダイエットへの警鐘を鳴らしています。


自身の身体や体質、タイプを
きちんと見極めながら行う視点を持って
芸能人の方の数値も参考に使われるくらいが
良いんじゃないかなと思います。

「体重やBMIに目を取られ過ぎて
 栄養状態や血流、睡眠がけっこう疎か」

キレイかどうか?の指標にプロポーションや
スタイルの良さはたしかにあると思います。
ただ、それと共に
☑健康的か?
☑若々しく感じられるか?
☑キラキラしてるか?
こういった要素が伴っているかどうか
が重要になってきます。

これらの状態を作り出すのは
美容の三大要素である
1,栄養+
2,睡眠+
3,運動+
が充分に確保されていることが
必要になってきます。

この部分が疎かな状態で体重が落ちると
やつれているとか疲れている、老けているような
印象を与えやすいので肌ツヤや立ち姿の
チェックも時折してみるといいですよ。

関節の負担を減らしたい人が
体重やBMIを指標にしない方が良い理由

こちらの理由は
体重が減ってもBMIが適正値でも
関節の負担を和らげるには不十分なことがあるから。

体重が落ちると膝や股関節などへの
負荷は実際にほぼ減少傾向がみられます。
ですが関節の負担を長期的に和らげるのに必要なのは

☑筋肉量の低下を起こさないように
 氣を配りながら体脂肪率を低下させること。
☑負担を減らしたい関節の正しい使い方を体得すること。
☑対象の関節をサポートする筋肉量を増やすこと。

これらが重要になってきます。



まとめ

以上が、ダイエットしたい人が
体重やBMIを指標にしない方が良い理由でした。

簡単にまとめると
ダイエットやウエイトトレーニングの先で
どうなりたいのか?が大事。

なりたい姿や目指す方向性によって
体重やBMIの他に
・体脂肪率/体脂肪量
・骨格筋率/骨格筋量
・若々しさ
・肌ツヤ
・立ち姿
・キラキラ度
・身体の使い方
・可動域
など他の指標の重要度の方が高かったり
併用していくことが大切ですよという話でした。

体重落としたい人がいたら
話のネタとしてでいいので
教えてあげてくださいね。

そうやってこの記事を読んでくれた方や、
その方の家族や大切な人にとって
この情報や知識をお役立て頂けたら嬉しいです。

おまけ

ちなみに冒頭で書いた
体重やBMIが重要となる人

これから
「社会に出て働きはじめる人」
「結婚する・した人」
「子どもを授かる予定や計画のある人」
上記の方々に共通するのは

保険に加入する可能性が上がったり
タイミングになる人。
適性体重や適性なBMIだと
同じ保険でも保険料が安くなったり、

あとは個別にみても
「社会に出て働きはじめる人」
はリクルートスーツが規制サイズで済まない人は
その分出費がかさみます。

「結婚する・した人」
はレンタルするドレスやスーツの選択の幅が増えたり、
式や写真撮影に向けて身体を絞るための努力や出費がいらなくなります。

「子どもを授かる予定や計画のある人」
はより安全な妊娠や出産のために把握したり
管理することが大切です。

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