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老い方も、やり直しできる

「老い」を意識するのは、何歳からでしょうか。歩く速度が大幅に遅れることを意識し始めた時でしょうか。自分が病気を患って、再び健康になりたいという意識が高くなってくるからでしょうか。

いずれにしても、高齢者が神社仏閣で自分の体の痛みや病気が治るように祈る人を多く見かけます。老いは個人差があるものの、近年は元気老人の出現で、健康格差は同年でいながら高齢者ほど大きくなるように見えます。

老いに正常も異常もない、個人差あるのみ

老いというのは、本当に個人差が激しいものですね。
中高年になると、同年、同級生の姿勢や容貌を見て、誰だかわからないほどに老いてしまった人を見かけることがあります。その一方で、若さを保ち、若い頃の容貌をさらに逞しくした人、年齢相応に貫禄が出てきた人も見かけます。

老いを語るうえでは、けして正常も異常もなく、単に個人の健康管理能力の差として老い方が問われているだけのように思います。老いこそ最大の知恵比べかもしれません。どんな立派な経歴を持っていても、早ければ40代、50代で亡くなっています。中には健康を維持して、80代、90代でも矍鑠としている人もいるでしょうが、作家などの著書から垣間見る姿は相応の老いを感ぜざるを得ないものも随分ありますが、やはり個人差は大きいようです。

老い方のやり直しは、早ければ早い方が良い

そこであらためて健康への執着心をどれほど持っているかが気になります。たいていの人は年相応にいくつかの病気を持ち、医師や病院に身を任せています。仕事としての取材や研究は熱心にしても、いざ自分の健康を自分で考え、行動したり、実践しようという人は不思議なほど少ないようです。

高齢者の病気は、殆ど生活習慣病です。健康を取り戻す基本は、自分にしかできないことが多いことを認識することが大切です。その点では、老い方はやり直しが利くということです。後年になればそれだけ一般的に筋肉も落ちていますから、その分取り戻すのに時間がかかります。出来れば早ければ早いほど、健康を取り戻すチャンスが出てきます。

医師や医療機関に身を任せるな、自分の意思で活用せよ

病気というとひたすら医師や病院の言うがままに、クスリを飲むだけという人が多いのが我が国の実情です。生活習慣病は生活習慣を如何に変えるかが基本的な対処法です。それにもかかわらず、身を任せてしまっています。30代、40代の方は、親のこうした実生活を認識しているでしょうか。

定義のうえでは、病院や医師への相談が盛り込まれているヘルスリテラシーですが、実は本当にヘルスリテラシーが高い人ほど、医師や病院を当てにしません。自分で治せることを知って実践しているからです。もしクスリを出されても、上手に活用することにとどめて、生活習慣をしっかり変えることから始めることが基本です。

病院で生活習慣の指導は行われたか

もしあなたが生活習慣病であるとしたら、クスリを飲み続けますか?生活習慣を変えますか?この選択肢かありません。残念ながら、想像力が働く人は多くありません。

健康本などを何十冊、何百冊と読み重ねていくと、現代医学の可笑しさ、哀れさが見えてきます。生活習慣改善のための指導は、時間をかけないと理解もできないし、行動もできません。そんなことに3分診療が非常に多い日本の医療機関で、時間を大幅に割いて収入に繋がらないようなことをするより、安易にクスリを処方したほうが儲かります。あなたの親の実情を理解しているでしょうか。

筋肉はウソつかない

NHKなどのテレビ番組で、肌肉はウソつかないといい始めました。残念ながら、筋肉が立派についている逞しい人ばかりですから、自分の姿とだぶらせることができない人も少なくないと思います。

中高齢者にとって肝心なことは、いまの自分の筋肉量が大きく落ちていることを知ることです。筋肉は何歳からでも増やすことができることが知られていますが、高齢者で実行しようという方はまだまだ多くありません。

それでも意識の高い超高齢者のほんの一部に、元気老人が出現してきたかとは喜ばしいことです。筋肉は体のあちこちにあって、600以上あるといわれます。出来れば深層筋まで意識して、今日からじっくり動かしていきましょう。例え時間がかかっても、毎日続ければ結果がついていきます。

筋肉は、毎日動かすことが大切

運動不足の人は、必ず歩くことから始めます。心肺機能に少々自信がついたら、毎日、出来る限り全身を、じっくりストレッチなどをします。無理なく、痛みを伴ってはいけません。頻度、部位が肝要です。それらをアドバイスして頂く人を身近に探してみましょう。老い方への対処は早ければそれに越したことはありませんが、それでも何歳になってもやり直しが利きます。

宜しければ、サポートお願いします。「生活習慣病は、自分でしか治せない」と考えています。運動と食事での貴職の生活習慣病の治癒体験を教えて頂ければ幸いです。また、わたしの考え方の不足な点があれば、ご遠慮なくご指摘頂けると幸いです。どうか宜しくお願い致します。