長崎の芸術の土を耕す「Partlow」プロジェクト始動
土を耕し、種をまき、長崎に芸術の花を咲かせる。
Partlow(パートロー)とはPlow[耕す]とArt[芸術]を組み合わせた造語でアーティストとアートファンが一緒に未来のアーティストを育てるために、イベントや交流を楽しむことを目的としたプロジェクトです。
「アーティスト=土の人 アートファン=水の人 未来のアーティスト=種の人」
Partlowは国内外で活躍するアーティストの経験と発信力で、アートの発表の場と活動のモデルを提案し、長崎に芸術の土壌を作っていきます。アートファンはイベント参加型やサブスク型で支援し、アーティストたちとの交流、オープンスタジオや展示会などを通じて、未来のアーティスト達の成長を見守り活躍していくストーリーを一緒に楽しむことができます。
2024年3月 Partlowの拠点を浜の町にオープン!
2024年3月 のPartlow拠点(長崎市浜町)オープンに向けて今月、120㎡のスケルトン(壁や天井がコンクリートむき出しの状態)の拠点に、大人や子どもが好きに絵を描くワークショップを開催。その後アーティストとアートファンとで壁を真っ白に塗りPartlowの拠点を楽しみながら作り上げていきます。皆で作り上げる空間はギャラリーとアートスタジオを併設したオルタナティヴ・スペース(美術館や劇場以外の美術空間)になる予定です。長崎では今まで見ることができなかったアーティストの展示会、アートに触れられる社交の場を皆さまと共に作り上げたいと思います。
Tol.GALLERY 試験的小空間
2023年1月にPartlowをどのように作り上げていくか模索していく場として10㎡の展示空間「Tol.GALLERY(トルギャラリー)」を長崎市浜口町につくりました。国内外で活躍する県内出身アーティストのお力添えのお陰で、オープン当初は少なかった観覧者も展示の回数を重ねるごとに多くの方に来場いただけるように育っています。
2023年7月にはHafH NAGASAKI SAI (長崎市古川町)で「1DAY ART WORKSHOP IN NAGASAKI」と称して、大人と子ども向けのジュエリー&絵画教室及びアーティストとアートファンとの交流を目的とした「Art Meetup NAGASAKI」を開催し、多くの方にお越し頂きました。交流会では、Partlow拠点予定地を参加者全員で内覧し、これから皆さんと一緒に実現していきたい「夢」を語らせていただきました。
2026年3月に長崎県美術館で最高の芸術祭を開催予定
2026年3月には多くの方に長崎に芸術の土壌が育っていく形のひとつとして、長崎県美術館で芸術祭(既に活躍しているアーティストと本活動で育ったアーティストのグループショー)を開催できるよう準備していきます。2022年夏から少人数で実験的に耕し始めた長崎の芸術の土壌。これから長く大きく育てていくには多くの方のお力添えが必要です。アーティスト、アートファン、未来のアーティストで共に作り、共に感動を分かち合いたいましょう!皆さまのお力をぜひともお貸しください。
なぜつくるのか
長崎には美術大学が無く、アートを専門的に学べる機関もありません。市内には美術館がひとつだけ、ギャラリーの数も非常に少ない為、プロのアーティストの発表の場、アートファンがアートやアーティストに触れられる機会が非常に限られています。長崎県内からプロのアーティストが生まれることは殆どなく、国内外で活動を行っているアーティストも県内在住者では数人程度。
長崎県内でアーティストが育ち活躍していくには、今一度しっかりとした芸術の土壌を作り直す必要があります。
オンライン上の繋がりはここ数年で爆発的に広がり、アーティストも国内外問わずに展示の仕事をいただけるようになりました。SNSで海外のお客様から作品依頼をいただくようにもなりました。
場所を選ばずに仕事が出来る恩恵もSNSにはありますが、長期的な視野で芸術の土壌を育てていくにはリアルの人の温かさが必要だと思っています。実際に顔が見えて人間味のある交流を大事にしていきながら長崎に芸術の花を咲かせ、また次の種を蒔き育てていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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