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意外と知られていない保険の世界

「私は保険なんて無関係です」と思っている人は少ないでしょう。自然人だけでなく、法人もそうです。皆さん、何らかの保険に加入しているはずです。それにもかかわらず、保険について詳しく知っている人は少ないようです。

今日は、身近にあるのによく分からない保険についてお話しします。
「面白くもなさそう!」なんて言わないで、知っておいて損はないですから。

まず、保険には公的なものと民間で販売されている私的なものの2種類があります。公的な保険には、健康保険、介護保険、雇用保険、労災保険などの社会保険があります。私的な保険は、民間の保険会社が提供する保険商品です。
 
 
私的な保険はさらに第一分野、第二分野、第三分野に区分されています。
 
 
第一分野が生命保険、人の生死に基づいて保険金が支払われるものです。死亡保険や生存保険があります。死亡保険はその名の通り、被保険者が亡くなった際に死亡保険金が支払われる定期保険です。生存保険は、ある一定の年齢に達した時点で生存している場合に支払われる保険です。「なんだそれ?」と疑問に思う方もいらっしゃるでしょうが、個人年金保険を考えていただけると分かりやすいでしょう。この二つを組み合わせた生死混合保険には、養老保険や終身保険があります。
 

第二分野が損害保険で、予想される偶然の事故による損害を補償するものです。自動車保険、火災保険、賠償責任保険などがあります。これらは皆さんも馴染み深いでしょうから解説は不要ですね。
船が難破して借金返済が出来なくなった「ベニスの商人」のアントーニオも損害保険に入ってさえいれば、困った事態にはならなかったかもしれません。
 

第三分野の保険は、第一分野と第二分野のどちらにも属さない、明確に線引き出来ない保険です。医療保険、がん保険、介護保険などが該当します。現在では、生命保険会社や損害保険会社のどちらでも取り扱うことができます。
 

外資系の保険会社ががん保険のシェアの大きさを誇っていますが、そもそも外圧によって日本国内の保険会社が取り扱い出来ない状態にされていた間に積み上げた実績を言われてもと思いますけれどもね。
 


生命保険は「生保」、損害保険は「損保」と略されることが多いですね。

私はこの「生保」と「損保」の両方を取り扱っています。


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