ドラフトキング


久々に漫画を一気読みした。
クロマテツロウさんのドラフトキング。
ありそうでなかったスカウトから見たプロ野球。
才能があっても高校野球という仕組みに囚われて、真価を発揮できない選手。
才能があり人一倍努力をしていても埋もれてしまった天才。
そんな若者を引っ張り上げるスカウトマン。

プロ野球という人間離れしたものを持った人たちが集う世界。
そこで生き残るのは、並大抵の人間ではない。
やらされ仕事でない、自ら考え絶えず修正し、プロとしての仕事を果たす人たち。
その姿勢、生き様。
普段の自分の生活が恥ずかしくなる。

自分のスタイルだけは、死んでも曲げるな。ブレるんじゃねぇ。スタイルを曲げなきゃ勝てねーなら、それはハナから負けてんだよ 

共にドラフト候補として有望な選手同士の戦い。
ある選手がチームの勝利のために自分のスタイルを変えた。
試合に勝ったが勝負に負けた。
そんなときに浴びせられたこと言葉。

クビになった後でもっと上達できたとかいうやり残しや余力みたいなのを固持するのは俺からすりゃ裏切りだぜ

戦力外通告を受けた選手に浴びせられた言葉。
プロの厳しさがわかる言葉だけれども、現実の世界も同じではないか。
今やらずにいつやるか。
結果が出せないのは己のせい。
結局のところ、プロ野球の世界でも何でも、大事なことは同じかもしれない。

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