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あまり使われていない付属部材の評価について(1)

建築物省エネ法(住宅)では窓に付属部材をつけた場合の評価として、付属部材をつけた時のηd値が表形式で提供されています。外付けブラインドや和障子の値を見ると、他の列の値よりも圧倒的に値が小さい。例えば二層Low-E複層ガラスの日射取得型が0.64、日射遮蔽型が0.40、その差0.24なのに対して、同じ日射取得型のガラスに外付けブラインドをつけると0.15にまで減らすことができます。

このように、付属部材による日射遮蔽効果は抜群なのにもかかわらず、建築物省エネ法ではほとんど利用されていません。これはなぜでしょうか?いくつか要因が考えられます。

  1. 使える付属部材が少ない

  2. 増エネになる

  3. ガラスの計算値に適用できない

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