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メンタルの強さを育てる:レジリエンス力の重要性

こんにちは、心理カウンセラー(公認心理師)の高牟禮(たかむれ)です。

「メンタル不調になりやすい性格ってありますか?」
という質問を受けることがあります。

かつては、真面目で几帳面、責任感が強く完璧主義な人が
うつ病になりやすいとされていました。

これらの特性は確かに影響を及ぼしますが、
それ以外の特性を持つ人でもメンタル不調になるリスクがあります。

最近では「レジリエンス力」という概念が重要視されています。

レジリエンスとは、ストレスに対する柔軟な強さを指し、
これが高いと大きなストレスにも効果的に対応し、
ダメージを最小限に抑えることができます。

レジリエンスの高い人は、免震構造を持つビルのように、
大きなストレスにも耐えうる柔軟性を持っています。


レジリエンスが低くなる要因には、
楽観性の欠如、感情コントロールの困難、
社交性の不足、問題解決志向の欠如、
自己理解の不足、他者心理の理解不足があります。

これらは、努力によって改善できることが多いです。


レジリエンスを高めるには、
以下の3段階のプロセスが効果的です。

まず、ネガティブな感情を言葉として表現し、
ネガティブ思考に対しては反駁することで
感情の底打ちを図ります。


次に、他者の体験から学び、自分もうまくいくという感覚を養い、
ネガティブな感情からの回復を促します。


最後に、過去の経験を俯瞰し、
今後の似た状況への対処能力を高めます。


レジリエンスは、
ストレスに強くなるための重要な要素です。

日々の小さな努力が、心の強さを育て、
将来の困難に対処する力を高めることに繋がります。

今後のメンタルヘルスの
一助になれば幸いです。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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