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Python使いの憂鬱


私の一番好きなプログラミング言語はPythonです。
一番得意と言っても過言じゃないくらい。
それでも、日本ではPHPやRubyなどに比べるとそれほどメジャーではありません。

その理由を一つ一つ列挙していきましょう。

1.難しい数式などが必要になるから

PythonはAI開発でよく使われる言語です。
しかし、AI(機械学習)アプリを作成するのに、Pythonの文法さえ知っていれば作れるというものでもありません。
大学レベルの高度な数学の知識や応用力が必要です。
専門的なノウハウやナレッジが必要なため、Pythonを覚えただけというレベルだとなかなか機械学習のプロジェクトにありつけないのです。

2.ライブラリが豊富だが、使いこなせる人は案外少ない

ライブラリとはアプリ開発などを行う上で多くの人が作成する事になる汎用的に使うプログラムだけ取り出してまとめた物を指します。JavaScriptでいうjQueryのようなものですね。
数え切れないほどのライブラリをもつPythonですが、それを要所要所で使いこなすには、ある程度の経験と知識が必要です。

それも、必要な部分に適宜、となると、かなりの労力が必要になります。

まあ流石にピュアPythonで書くよりはマシなんですけれど……


3.出来ることが逆に多すぎる。

例えば、PHPやRubyなら、それを使う目的は大抵Webアプリ開発か、Webサイト制作です。

しかし、Pythonはそれに加えて、機能の自動化、データ解析、機械学習、インフラ構築等々、やれることが多いのです。

そうなると、学習コストもそれに併せて高まってきますし、目的と使い道をはっきりさせないとPythonを使う必要性もしっかり定めなければならないのです。

なので、たとえdjangoというフレームワークでWebアプリを作れたからといって、それだけでPython使いとは言い難いですし、ただでさえ技術の変遷が激しいこの業界、Pythonだけで学ぶことは非常にたくさんあります。

まあ筆者はJavaのような純粋に難易度の高い言語よりはやはりPythonの方が好きですけどね。


いかがでしょうか。

Pythonはプログラミング初学者にはとても良い言語であることは間違いありません。

しかし実務レベルとなると高度な実力が求められ、日本でもどちらかというと先述したJavaやPHP、Rubyの方がエンジニアデビューという意味ではしやすい言語です。

今自分はPythonを実務で使っていますが、SQLと連携しなければならない業務で大変苦戦しています。とほほ。

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