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これから何がしたいのか。

今そしてこれから何がしたいのか、10年の思考の変化を記録しておこうと思う。

昔は金の亡者だった

母校のスクールモットーは『Mastery for Service~奉仕のための練達~』であったが、当時はベクトルは自分に向き、社会貢献など全く考えていなかった。『夢をかなえるゾウ』を読んで、何日か募金をした記憶はあるがその程度だ。

20歳頃の夢は金持ちになることだったので、自己啓発の本が好きだった。しかし、共通して出てくるキーワードは『世のため人のため』といった類の話だ。その時は到底理解できなかった。というより、よく分からなかった。

23歳から不動産業界の営業として社会人になった。この頃も社会貢献には程遠い思考で「いかに稼ぐか」が当時のテーマだったことを覚えている。

25歳に家業に戻るが、同じ思考は続いた。どうすれば自分の収入を増やせるのか。しかし、「自分が会社で働く目的は何なのか?」を考える機会と直面し、思考のスランプに陥った。入社することで「会社を継ぐ」という目標は概ね達成された。しかし、繊維業界は非常に厳しい状態が続いており、自分の収入を増やす方法が分からなかった。その結果、明らかにパフォーマンスが落ちた。

そんな期間が何年か続いた。

SDGsとの出会い

29歳の年にそんな思考のスランプから抜け出すことができた。『持続可能な開発目標SDGs』との出会いだ。

企業によっては研修等で紹介や具体的な取り組みをしているようだが、2019年まで私は全く知らなかった。

SDGsを知った時に、自分自身の志に気づくことができた(偶然かもしれない)。長期的な目標を言語化できなくてモヤモヤしていたのだ。

『自分の人生をかけて行うべきことは、次世代にこの会社のバトンを繋げること』であると。

次世代にバトンをつなぐためには自社の成長はもちろん、未来が豊かになるよう取り組まなければならない。

これからの想い

今私は30歳。バトンを受け取ってくれる次の世代は今小学生かもしれないし、これから生まれてくる子供たちかもしれない。そんな子供たちの明るい未来を作っていきたい。

当時は言葉だけしか知らなかった『Mastery for Service~奉仕のための練達~』を体現していきたいと思う。

スティーブ・ジョブズ氏の米スタンフォード大学卒業式のスピーチの一文

『点と点をつなげる』

となった瞬間だ。

今もお金は大好きだ。非常に大切なものだと思っている。しかし、それは後からついてくるものなのだろう。まずは世の中に貢献するために、まずは身近な人(家族、友人、社員さん)を幸せにできるよう、取り組んでいきたい。

そのようなことを踏まえて、私がこれから企画していく寝具ブランドは ①睡眠の質の向上に寄与する ②環境に配慮した素材を使う ③社会と協創していく これらを実現していきたいと思う。 

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