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【詩】ごちゃっとしてる(だから)

まず
広い範囲で 僕が 
止まっ
るのだろうか なんでも
くるわけでもない 
けれど 目だったはず
見えてはいない
なんでも ではなかった
じゃぁ 昨日 
そう 昨日だった
食べたのは だっけ?
飲んだんじゃない
「よね?」 
だったらしいね 

エスプレッソが濃かった
 (まるで機械のようだった)

ぴたりとしていて
でも あいだからだね
1でもなくって 午後が
まったくでもなく
なくなった 跡地に水
そう 水かもしれない
テーブルがあった
人が3人だった
ゆっくりと というよりも
だろうか、もうちょっと
蒸発するように でも
影よりも薄くて
黒よりは少し濃い 
プラシーボはいつも
そばにいるから
いつも元気?
どこに? (アットマーク)

紅茶が熱かった(浮遊感)

まるで、(サスペンデッド)
フタを開けるまで
クラっとくるまでが
這ってくる
真っしろでもないはず
すべってゆくらしく
ちかくから 重くなる
夕べ って どんどん
すべりおちてからが
ぽっかりは 「埋められる」
ーーとそっちのほうに
だれもが みみすます
むり むりでも

みみすますも
 ゆれています 

ごちゃっとしているから
ぼやける 
ぼやけるって
いつも いつも
うかんでいるから
ぎゅっとされるしか
そんなふうに
触れる
スライスされる
5回だけだった 
だけだった
どこまでも広い 食パン
白いから

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