【詩】やっぱりここも

隣りが　座っている人の
無音のユーチューブが
（土は適度に湿っている）
坂を転がり落ちている（トマトがあり）
救急車の音　だけ　スマホゲームを
以下は　半透明の紙

静脈　だ　みたててみる
ミリミリと音が音　忘れてしまった
（今夜の夕食のメニュー）と
アルゴリズム　と
マジックミラー　
（白いゴシック体の
　縦書きのタイトルだし）
ここからは開ききっている
症例しかない　自称”かもしれない”を
見つめる　細胞とカレー　
（ペンキで）　架空の本　しか　
文字が落ちている（ロックンロール）
カレンダーが　眠い
どうしたら　「しか」が鹿だったら
盗まれて　実る（ズッキーニ）が
薄く、（し　ろ）
命令形は選択肢から外れています
呼ぶ声？　すべて見る（下線）

ーーが喋ったーー
森はない、家はある
野菜はあって、粘土はなくした
ーー

信じられないほど高く積み上げられたレゴ
（着信）（バイブレーション）目眩
左半分は白く、右半分は黒く
塗られた顔　
羽のように軽い筆跡
人差し指で底のプラスチックの
　突起を折った　
もう一度歌う
　突起を折った

脱獄しかしてない、「メゾンにいこう」来た
広げたんだ　　広げた（雫）
ズッキーニ次もズッキーニ　（鏡を）
足をぶらぶらさせながら、アンチな果物
（だってナイフがこないから）
３０００以上の
モシカシテ
スクロールバーをするすると
「あんまり話題にはならないよね。」
やっぱりあったような（顆粒）
スロー＋タイプ
土曜日の午後の　栗その前も栗
全体的と　まとまりと　広場と
症例に　どんどんでてくる
まわっている　
落ちてゆかない
結ばれて　現状がソリッド（色調）
目が　お

ーーがまた喋ったーー
砂糖が飛ばされた　土地は凍った
昨日は温まった　吐く息がまだだ
ーー