【詩】カッターで少しずつ切った
海岸から私は泳いでいる
海岸に戻ってくるはず
シーソーとコンプレックスは(単体)
コーヒーが挽きたてがおいしい
シーソーだけがあった(未来派)
ドッペルゲンガー(ためらいからの)
(意味などなく言葉だけ)
ボックスがころがっている
水の上に浮かんでいるよね
まぁ、いろんなものが
入ったり、浮かんだり
出たり入ったりではない(強い禁止)
自動演奏機械 接続は難しい
飛び越えることも
水面を(あるともいえずないともいえず)
目と目 口と
まだ接続されないのだろう
散り散りとなった
休みの子どもたち
(夏とは限らないほうがいい)
軌跡を絵に描く
(コルドベルグ協奏曲のひび割れ)
「20本のサインペン。」
(一本もキャップがはまっていない)
誰もいない教室に
飛び交うチョーク
ワン・トゥー
「ウォー!2.5カウントでした。」
開けはなたれたドア
「今誰かが通り過ぎたよ、」
ヤマザキのアップルパイを半分に切って
音楽がディグられる
今日、風の音が強い(幻聴)
(描きかけのクマのヌイグルミ)
イーの音で湧き出てくる
(ライムが流されて)
(ゆくしかない)
ゆくしかない(発話)
少しばかり長い演説
(ライトグレイのサマーウールのスーツを着用中)
2人乗りをしているバイクが角を
(250cc)(火花とドップラー効果)
夏休みの宿題のコピー(疑惑の)
「大人になれるかも。」
「カップケーキ専門店」
かっぷけーきせんもんてん
(緑のバタークリーム推奨)
波、波、(数えられない)
成形された僕(3Dプリンター)、西風が
強まる(近づかないようにしてください)
○ 来た!
アディダスサンバの左足だけが見えて
自動ドアが開いたり閉じたり
開いたり閉じたり
リズムボックスが刻むリズム
聞こえる前に(流れてはいた)
「なんだろあれ?UFO?」
消しゴムで消して屋上を書き足す
カップラーメンができた(蜃気楼)
干されてフカフカだった