見出し画像

40one's2020展示作品

こちらではご無沙汰しています。KENJIです。
本日まで40one's2020という展示に出展していました。こちらの展示には昨年に引き続き二回目の出展です。

今回の展示作品はこちらです。

画像1

今回はあえて細かいテーマをなくしました。

『モデルのsafuちゃんと遊びに行きました!とても楽しかったです!』

くらいの小学生の絵日記みたいな展示にしたくて。

なぜこの展示に至ったかというと、SNSで繋がっっているカメラマンさんで「いいねが伸びない。見てもらえない。」とか「撮らせてくれるモデルさんがいない。依頼してもらえない。」とか「この写真は〇〇だからダメだ。」などの呟きを見て、結局自分は何で写真を撮っているんだろう?という事を考えたのがきっかけでした。
いろいろ考えて、結局自分は自分が写真を撮る事、撮ってる時間、考えている時間、モデルさんや一緒に創作する仲間と意見を言い合う時間、出来上がったときの達成感。
そういうもの全部含めて『好きだから写真を撮る』のだと思った。
もちろん評価されるのは嬉しいし、依頼してもらえるのも嬉しい。
でもそういうのは副産物みたいなもので、自分の作品は自分達制作陣が好きならそれでいいし、依頼がこなければ自分で依頼すればいいじゃん!と思いました。
そういう思いを何か形に出来ればと思い、自分が大好きな場所での展示にこの作品を展示しようと考えました。

画像2


『好き』というシンプルな思いを伝えるにはどうしたらいいか。自分の作品はテーマや設定をいろいろ考えたり衣装をこだわったりすることが多いので、普段と違う感じで、どうしたらシンプルに出来るかをたくさん考えました。(この辺りで結局シンプルにならない事に気がつく。)

モデルさんにはシンプルに楽しい、好きみたいなのが伝わる展示にしたいという考えを伝え、行く日時と場所だけ伝えて服装等は特に指定しませんでした。

当日はいつもの一眼レフではなく、ミラーレスと単焦点1本、買ったまま使ってなかったフィルムのトイカメラだけ持って撮影に行きました。

ロケ地は愛知県の観光地になっている離島。
いつもはロケ地で集合か車移動が多いけど、途中の駅で集合して電車に乗り、船に乗り島を目指す。

島ではのんびり歩きながら撮影する。
safuちゃんが拾い始めたシーグラスも展示に使ってみた。

当初のテーマ通り、観光に行ったくらいにのんびり楽しく撮影してきた。

展示をするにあたり、印刷する紙をどうするか、現像をどうするか、どの写真を使うか、展示方法をどうするかなどたくさん考えた。
買ってきた額に色を塗ってシーグラスを貼り付ける。
マスキングテープで小さな写真を自由に貼る。
遊びに行った思い出を自宅に飾るのに簡単にできそうな感じのイメージ

自分ではあまりやったことない白枠付きの印刷、トイカメラの写真とミラーレスの写真では使う紙も変えた。小さな写真は印刷して当日その場の思いつきでレイアウトした。
タイトルや写真に込めた想いなどはあえてなにも書かずに展示しました。

出来上がった展示は自分の展示っぽくないけど自分らしい展示になりました。
たくさんの人に観てもらえて、思いも伝わったと思います。

画像3

この展示では人気投票がありました。
結果はかすりもせず。
他人の評価は気にせず好きなことしようぜ!って展示のはずだけどとても悔しい。
でもこういう事を含めてこの展示をしてよかったなって思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?