飛騨の郷土料理がただただ恋しい。

私は岐阜の高山出身です。

今日たまたま学校(リモート授業)で、先生が盛り上げるためにと郷土料理の話題をふってくださったのですが。

非常に地元のご飯が恋しくなりました…………。

いえ、話は盛り上がって、とても楽しかったのです。

楽しかったのですが！地元を出て一人暮らしをはじめると、郷土料理というものは食べられなくなるのですよ、当然ではありますが。

これが結構いたい、たまに食べたい衝動が襲ってきます。

だけどすぐには食べられない。

そうだ、語ろう。
語って胃袋を騙してしまおう。

ですので今回は、飛騨の郷土料理、なかでも私が好きなものを書いていこうと思います。飛騨高山に遊びにきた際は、ぜひ食べてみてください！！

飛騨牛(ひだぎゅう)

まずはインパクト！飛騨が誇るA5ランクの肉！飛騨牛です！！
やわらかな肉質、美しい霜降り、芳醇な香り——口のなかでとろけます。とにかく美味い。
お手頃価格で食べ歩きできるのも良いですね。飛騨牛コロッケは200円で味わえます、よく食べてたなあ。

飛騨牛のお寿司です！
上三之町で食べられます。午前中で売り切れることもしばしば。

ちなみにですが、奥飛騨地区では牛肉は飛騨牛しか売っていません。ですが値段は高いまま……牛肉はほとんど食べられませんでした。
だけど、たまに安売りしているんです、賞味期限とかの関係で。それを母が買ってきて作ってくれたビーフシチューは忘れられない味です。

漬け物ステーキ

飛騨の郷土料理のなかでも有名で、家庭でもよく食べられています。

白菜と赤かぶの切り漬けを、鉄板などで焼いて、卵でとじたものです。
ご飯と相性バッチリで、想像よりもとても美味しいのですよ？お酒のあてにもお勧めです！

というより、雪国だからでしょうか、とにかく何でも焼いて食べます。
カマボコやネギにナス、お揚げやお豆腐に山芋、二日目のおでんも焼いて食べていました。山芋はとろろにして、シーチキンを混ぜて、ホットプレートで焼いて、醤油をつけて食べるのが好きです！！ぜひ試してみてください！

朴葉味噌（ほおばみそ）

これは聞いたことのある方もいらっしゃると思います。
お土産にも人気で、飛騨の旅館では朝食にしているところも多いです。

朴の葉の上に、味噌をのせて焼いて食べます。
ネギやシイタケなどを混ぜて焼くのが一般的で、定食屋さんには飛騨牛のカツを一緒にのせたメニューなんかもおいてあります。
朴の葉の香りがほのかにうつるのも、また良いです。

家庭には、なかなか朴葉はないので、アルミで器を作っていました。みりんと砂糖で味付けした味噌に刻んだネギを入れ、アルミの器に入れて焼いて食べます。

ご飯のお供といえばこれです。ご飯３杯は余裕でいけます！！！

焼き時間の経過で味噌のとろみが変わるのも好きです。私はかなり焼いて、かたくなった味噌が好きです。

高山ラーメン

極細のちぢれ麺に、スープとタレを一緒に混ぜて煮込んだ醤油スープが特徴のラーメンです。「君の名は。」で有名になりましたね。

超極細麺です。それに慣れて育ったせいか、太麺はなかなかに慣れないです、もちろん美味しいことに変わりはないのですが。
細麺好きな方にはとてもお勧めです。

高山ラーメンも店舗によって違うのですが、私が一番好きなのは「甚五郎ラーメン」です。高山駅裏に本店、商店街の中にもう一件あります。

写真はチャーシューメン。特製チャーシューがとにかく美味しい。
ランチタイムにはご飯が無料でついてきます。夜は本店限定で串カツがメニューに加わります。

高校生のときお昼によく食べていました。常連さんっぽいおじさんと謎に夢を語らったり。

家庭でも食べられるようにとチルド食品にもなっていまして、スーパーなどに売ってあります。豪華にスープとチャーシュー付きで。

ケイちゃん ／ とんちゃん ／ てっちゃん

恐らくこれが一番好きです。帰省したら必ず食べます。
味噌にニンニクなどを入れてつくったタレとあわせてつくる料理です。

厳密にはそれぞれ違うのですが、語呂がいいので繋げて紹介しちゃいました。どれも美味しいのは間違いありません！

ケイちゃんは、鶏肉をキャベツや玉ねぎなどの野菜と一緒に味噌タレで焼いた料理です。美濃地方でも食べられる、どちらかといえば岐阜の郷土料理。
ケイちゃんといえば「萩屋」。私はこれと地元にあるお店の手作りケイちゃんの二択です。萩屋は味噌味だけでなく塩味もあります。通販でも買えるのでありがたい！

対して、とんちゃんは豚肉、てっちゃんは牛肉を使います。
それから部位がケイちゃんとは異なり、主にホルモンを使います。東京でいうモツ煮と似た立ち位置です。
キャベツや玉ねぎと一緒に味噌タレで煮込みます。飛騨牛のてっちゃんはお店でも食べられますよ。
シメは色々ありますが、私はうどんが好きです。うどんと煮切った味噌タレの相性は最高です……。

如何だったでしょうか？

興味わきましたでしょうか？

私はもう食べたくて仕方がなくなりました、胃袋に敗北。

春に帰省予定だったのですが、コロナの影響で自粛せざるを得なくなりまして帰れず仕舞い。こればかりは仕方がないです。

人類がコロナに勝った暁には、地元の美味いものをたらふく食べたいです。

それまでの辛抱、みんな戦っている。

自粛生活を続けながら私はプログラミングの勉強でもしておきます。皆さんもお体大事になさってくださいね。