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【私の小説執筆法】 物語脳の頭を覗きませんか。

私の趣味は執筆ですが、噛み砕いて言えば物語創りが好きな人です。初めて物語を書いた日のことは今も忘れられません。

小学校三年生の国語の授業、今も教科書にあるか分かりませんが「宝物を探しに」というワークでした。
「教科書に載ってある宝の地図を元に、宝物探しに出かける物語を書いてみよう」という内容です。これがまあ楽しかった。
(続きは別の機会に、noteに書くことにしましょう)



そんなこんなで、子供の頃から物語ばかりの私ですが、普段どんな感じで執筆しているのか、今日は私の頭の中を文字起こししてみようと思います。


物語の湧き方は人によりけりですが、私は「映像型」です。
映像型は脳内にアニメーションのような映像が浮かぶタイプ。

そんな映像が浮かぶのは「感情のインプットが成された時」か「ふとした瞬間に浮かんでいた」の二つが多いでしょうか。

「感情のインプットが成された時」は何かしらの出来事や習学により、自分のなかに意思や感情が生まれます。それに対して、ずーっと飽きずに自問自答します。
こうして思い詰めた先で物語が生まれます。「この感情や価値観を言葉にしたいから書こう」という具合です。

もう一つ「ふとした瞬間に浮かんでいた」は自分の世界に籠もっている時に、勝手に生まれています。この瞬間がとても好きです。
ボーッとして意識がどこかに飛んでしまうような、バスに乗っている時や寝る直前なんかが多いです。最近知ったのですが、この状態を「フロー」というらしいですね。



これらの瞬間、頭の中にコマ割りで映像が流れ込みます。人物の雰囲気や、情景、行動や音、心情が色と共に頭を回ります。

そしてそれから、浮かんだシーンを書く為に、様々な設定や話を創り、一本に繋いでいきます。

この作業は苦しい時と楽しい時があります。上手く言葉がふってこないと行き詰まりますし、逆に突っ走ると描写が独りよがりになってしまいます。

毎回、なんとか自己肯定感を保ちながら勢いで書いて、校閲を只管に繰り返します。それから期間を空けた後に読み直して、また書き直す、これを納得がいくまでやります。

これがいつもの執筆スタイルです。評価を気にしてしまう節はありますが、結局は好きで楽しいです。



それからプロットですが、私は書かないです。

プロットは物語を書く上での設定や細かなあらすじ等を指します。いわば物語を創る上での設計図のようなものです。

書いた方がいいと言われて書いていた時期もありましたが、ほとほと向いていませんでした。

話を書くときの喜びは、自分の中にある世界をアウトプットしたくて堪らない情動に、素直に従った瞬間です。
プロットを書き終えると、どうしても気力が失せてしまうのです。計画倒れのような状態になって、簡単に冷めていきました。

これに悩むくらいなら書かない、と割りきました。

細かな世界観が必要な作品や、登場人物重視の作品の場合は、メモ書きしますが、あらすじはノータッチです。頭の中で全て構成して書きます。この時間も楽しいので私としてはオールオッケーです。

あらすじも割と忘れないんですよね。書きかけの作品が今もたくさん眠っているのですが、全て起承転結まで覚えています。不思議ですが、映像の細部までくっきりです。彼らも完結させてやらないとですね。

プロットが書けないと悩んでいる人も自由でいいと思っています。商業作家を目指すのであれば話は別ですが、プロでないのなら楽しいのが一番です。





思ったより長くなりましたね。文字書きは楽しくて止まらなくなる。

「頭に映像と言葉が流れてきて、書きたくて仕方がないから書く」
一言でいえばこれだけです。

別段、その方法は文章じゃなくても構いません。工作や絵などで表すこともあります。今勉強しているIT技術も身につけば、活用して描く世界を形にしたいなとか考えています。甘い話じゃないけど、やってみたいです。



ところで、物書きの皆さんはどのような形で物語を綴っていますでしょうか。自分以外の執筆スタイルにとても興味があります。
良ければコメント欄で教えてくださると嬉しいです。

今日はとても自由に書いたので、稚拙な文章だったかと思いますが、気が向けばこんな感じの記事も書いていきたいなーとか思ったり。
ここまで読んでくださりありがとうございました。

これからも趣味の範囲で物語を書いていくつもりです。

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