Adobe MAX 2019: 写真で見るキーノート
Adobe MAX 2019参加レポート vol.4
Adobe MAX 2019スタート
ついにAdobe MAX 2019初日スタート!朝7時前に会場入りしました。
デザインウォールは隙間なくびっしり。
前日に書いた白いネコの周りも超賑やかになってました。
会場の食事フロアでアメリカンな朝ご飯
を摂取したら、初日の目玉、キーノートに向かいます。
キーノート
相変わらずのド派手なムービーでスタート!
最初にInDesignの20年の歴史から紹介。僕なんかまだまだヒヨッコですね。
そしてここ数年Adobeがメッセージの一つとして掲げている「Creativity for All」全てのものに創造性を。僕もクリエイターの端くれとして常に意識したいところ。
そしてキーノート中、度々出てくるフレーズとして「時間」がありました。
Adobeセンセイがそうであるように、クリエイターにとって面倒で時間のかかる作業は自動化し、よりクリエイティブな部分に集中すれば、すなわち「時間を制覇できる」ということ。
より早く!よりパワフルに!より堅実に!という、時を超越した精密動作の近距離パワー型スタンド使いのような思想です。
クリエイティブツールが進化しても、その分膨大で特急な依頼も増えたらそりゃ時も止めたくなりますね。
iPad版Photoshop
実はMAX前日にすでにリリースされていた、iPad版Photoshopについて。
どこでも誰でもいつでも創造できるツールとして紹介。
正直当初アナウンスされていた「デスクトップ版と同じくフル機能のモバイルPhotoshop」という位置付けにはまだ遠く、一部機能のみのリリースという印象でしたが、500以上のレイヤーでも拡大縮小などがサクサク動作して、iPadに最適化されていることをアピールしていました。
iPadだけでレイヤー合成してファンタジーな写真をサクサクと作っていくデモ。
今後のアップデートで搭載される機能をチラ見せ。
デスクトップ版と同じく、AdobeセンセイのAIを用いて被写体を自動選択したり、髪の毛のような複雑な境界を簡単に素早くマスクする機能が追加されます。
Creative Cloudデスクトップアプリの進化
地味なところで、普段アプリのアップデートにしか使ってない印象のCreative Cloudデスクトップアプリが、各種アプリのアップデートはもちろん、StockやCCライブラリ、クラウドにアップしたファイル群を網羅したり、サードパーティーアプリ(Slackなど)との連携など、大幅に進化しました。
デスクトップ版Photoshopがアップデート
Photoshopが、XDやLightroomのようについに角丸アイコンに!
いくつか機能が追加され、大幅アップデート。
AIが自動的に選択して欲しいものだけを選択する「オブジェクト選択ツール」がなかなかの変態ぶり。
例えば野菜が色々乗ってる写真があったら・・・
「オブジェクト選択ツール」で、ざっくりとオレンジ色のパプリカを四角で囲むように選択すると、
一瞬でマスク!
さらにカットされたズッキーニの一部を選択したいな〜、なんて時も・・・
一瞬!ヤバい!
そしてモバイルアプリのAdobe Captureの機能が、デスクトップからも呼び出せるようになりました。
カラーパレットやパターン作成が捗る!
iPad版Illustrator
噂はされていたものがついにお披露目。iPad版のIllustratorの紹介!
デスクトップ版以上に凄かったのが、適当なラフスケッチを写真にとってAIがジオメトリックなパスデータに変換してくれる機能。Adobeセンセイがここにも生きてます。手書きも多用する人には嬉しいかも。
そしてXDでお馴染みリピートグリッド(みたいな)機能が!
しかも一部反転とかも手軽にできる。
2020年リリース予定だそうです。楽しみ!
AdobeとAR
昨年あたりからARへ力の入れようが凄いAdobeが、Project Aeroとして発表していたものが、Adobe Aeroとしてリリースされました。
また、Dimensionなど、その他のツールも今後ARと密接に連携していく模様です。
隠し球!Photoshopカメラ!
これがホントの隠し球!Photoshop+カメラ!?(略称PsC)
いきなりきましたが、すでに数多く存在するカメラアプリとの差別化のキーワードは「Adobeセンセイ」
例えば空が写っていれば、センセイが自動的に判別して、時間帯や季節を変えた空をはめ込んだり、
コミック調な表現をリアルタイムに合成できます。
キーノートの後、Adobeブースで展示されていたので実際のPhotoshopカメラを触ってきました。
Adobe XDのアップデート発表もあったのですが、大幅に変わった箇所もあるので、また別の記事で・・・
昨年はiPad版Photoshopの発表で盛り上がりましたが、今年もとてもワクワクする発表で楽しめました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?