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とある大阪起業家の裏話

今日はSMBC時代、新規に飛び込み営業したきっかけで仲良くさせていただいた起業家、安部哲史さんと会食でした。ユニオンエタニティという大阪の会社で現在起業家として活躍されています。安部さんから大変貴重なお話もいただいたので一部メモとして残します。これから起業を目指す方にも参考になれば嬉しいです。

Q:なぜ起業したのか?
・前職の会社で上場する話が急に頓挫した。当時の社長とも意見の食い違いもあり、ふと退職しようと思った。
・ただ家族もいるので、何とかして稼がないといけなかった。今までやってきたことでしかキャッシュを生み出す方法がなかったので、これまでの経験をベースに事業を考えた。
・事業といっても始めは超アナログだった。廃車の買い取り事業では、大阪から愛知の買い取り依頼者へ商談に向かい、そこで成約に至った車に乗りそのまま京都へ向かい廃車を販売。そのまま大阪に戻る、という生活も普通にあった。

Q:起業の軸は?やりたいこと?できること?
・やりたいことがあればシンプルにやるべき。ただそれが見つかっていなければ先ずは稼ぐことが大切。
・仲介業でもせどりでも何でもOK。先ずは自分の手で1円でも稼ぐ経験を早くやった方が良い。

その他メモとして…
・「起業」というとVCが喜びそうなキラキラ系の事業に憧れを持つ人もいるが、それに拘る必要はない。
・頭で考えるよりも、目の前のお客さまが困っていることを解決することで次第に事業が出来上がることがある。先々の事業プランを練りつつも、足許の課題に向き合い打ち返すことでその先が開かれる感覚がある。
・赤字でもキャッシュがあれば死なない。
・初めは1,000万円の借入の連帯保証の捺印にビビッていたが、次第に慣れて1億円の借入でもビビらなくなった。紙きれ一枚で資金調達できる。
・いくら本を読んだり人の話を聞いても実行しないと成長しない。
・良質なインプットをしたら必ずアウトプットをすべき。でないとその時間が勿体ない。タメにならなければすぐに忘れよう。

私自身、13年間のサラリーマン生活に別れを告げ会社を興しましたが良い選択だっと思います。自分の思うままに意思決定できるのはサラリーマンにない醍醐味の一つです。やりたいこと、実力、大義があるにも関わらず会社で我慢している方は「起業」はおススメします。


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