DaiGoさんの「自分を操る超集中力」を読んでみた

あのメンタリストDaigoさんが子供の頃、LDではないかと心配されるくらい変わった子だったことに少し親近感を覚えた。
私も小学生の低学年では席で授業した記憶がないし、中高学年の時は教台の横が指定席ってくらいだったからだ。(今となってはいい思い出ww)
それでも算数はできたのだからビックリだ。

そんなDaigoさんがどうやって集中力をつけたのか。

「集中力=生まれ持ったものではない」
集中する力の出どころは同じで、その力を【増やすこと】と【消費量】をトレーニングでコントロールできるようになるらしい。

まず集中する力を高めるためのトレーニングとして無意識なことを意識して気をつけるというものがあった。本書では「姿勢を気をつけましょう」と言うものであった。
習慣化されているものを意識的に直すことで集中力を使い鍛える。

次に集中力を節約する方法。本書では「習慣化しよう」と言うものであった。習慣化することで集中する力をあまり使わず無意識に集中できてしまう。確かに日常生活の中でアンテナを張っていれば集中せずとも情報は入ってくる。

また何かを行うときは時間を区切ることをオススメしている。理由は簡単。時間があればあるほど、凝ってしまう。逆に時間がなければ形にすることに集中する。すべての行動に時間を設定しよう。時間を設定して制限がかかれば集中力が高まっていく。
きっと会社のあとに飲みやデートの予定が入っている日は定時に上がれるのと同じ理屈であろう。

また食事で集中力を高める方法や食材が紹介されているが頭に入ってこなかったので気になる方は本書を読んでください!
ただその中で実践していることが一つある。「1〜2時間にコップ1杯の水を飲もう」これをおこなうと集中力が継続できている気がする。

集中したいときに机の上を片付けたり、無意識でおこなっていることは科学的根拠があることに少し驚いている。

少しビジネス的な話をすると
「仕事力=集中力×時間」
確かにその通りだと感じている。集中していないときの時間ほど無駄な時間はないし、集中している時の進み方は比にならないくらい捗る。これをシンプルな言葉で仕事力と言っているが【仕事力=対価】とも考えられるのではないだろうか。

「疲れとは脳の錯覚」
仕事や運動で疲れたと感じて動けなくなった直後でも自分がやりたいことであれば体が動いてしまう体験は皆さんもわかっていただけると思う。これこそが疲れたと脳が思い込んでいるだけ。科学的根拠は本書に書かれているが結果的に言うと気持ちの問題であるという話。

「天井の高さと集中力が関係ある」
私の本業は建築をやっているが作業内容の効率と天井の高さがこれは関係していることは初耳。
天井を高くするとアイディアが出やすくなり、天井を低くすると細かい作業に向いている。
また「光」についても本書では書かれている
日中のブルーライトは集中力や分析力、思考力を高めてくれる。逆に薄暗く黄色い光ではユニークな発想ができるらしい。
これも建築を携わっていく中で必要な知識だ。

「パワーナップ」
わかりやすい言葉でいうと仮眠。日中の15〜20分目をつぶるだけで夜の睡眠3時間に匹敵するそうだ。
集中力を回復させたいときにやってみるといい。大手会社は取り入れ始めてるとかいないとか。

さすがDaigoさんだけあってすべてが根拠に基づく内容になっているし、他にも参考になる文章が多く書かれている「超集中力」を読むことをオススメする。
私の感覚的に超集中力を身につけられれば集中しているふりをすることもできるし、集中している中でもON-OFFを可能にできると思う。これができると社会人として生きていくことがすごく楽になると思う。

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