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それってコロナのせい?

 立教大学の中原淳先生のブログから『あなたの組織は「自組織の課題」を誤解して「場当たり的な解決策」を講じている!?』

 組織の中では、「目に見えやすい現象」に対応する「原因」がなんとなく認識され、それに対する「解決策」がなんとなく決められてしまいがち・・・というお話です。

 中原先生によると、関係者が、最初に「課題」だと認識しているものは意外と「解くべき課題」ではなく、現場をまわってヒアリングをしてみたり、調査を行なってみると、なんと72%もの確率で「解くべき課題」が別にあるというのです。

 その原因についてはこの記事には書かれていませんが、「問い」が間違っていたとしたらどれだけ頑張って解いたとしてもその「答」が正しいはずはありません。

 もともとその組織に対してもっている先入観や過去の体験に根差す「パラダイム」が強すぎると正しい現状認識ができないものです。

 何が問題なのかを特定したら、その問題を引き起こしている原因、真因を特定し、課題設定を行なうプロセスはメンバーとの対話の中で見つけてみる冷静さと謙虚さが必要なのかも知れません。

 気付けば身の回りでも、すべての問題に「コロナ禍において~」や「リモートワークによって~」という枕詞がついていますが・・・それって本当にコロナやリモートのせいでしたっけ・・・という問題は結構あります。



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