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一流の会話は、話題の矢印が必ず相手に向いている
President Online の最新記事から『「天気の雑談」で一流が必ず付け加えるシンプルなひと言』。最近注目されている“雑談力”についてのエッセイです。
「あの人と話していると、気づいたら会話が続いてる」と感じさせる雑談上手に共通するちょっとしたコツについて、解り易く解説されています。(コツは4つ)
1)話題の矢印を必ず相手に向けて、相手が話しやすいテーマを設定する
自分「今日は暑いですね」
相手「そうですね。暑いですね……」(沈黙)
こんな地獄のような体験をする前に、少しだけ相手からの話を引き出す仕掛けをしてみましょう、ということです。
「今日は暑いですね。30℃を超えるそうですよ。夏バテとか平気ですか?」
「今日は本当に暑いですね。クーラー効きすぎですかね? 大丈夫ですか?」
2)「質問」を使って会話を引き出す
人間は質問されると反射的に答えてしまう、という習慣をうまく使い、上手な質問によって相手から会話を引き出して会話をリードします。「質問をして先手を取る。質問された人は必ず答える。」このシンプルな法則を一流は徹底しているのだといいます。
3)挨拶に「ツープラス」
上司との飲み会の翌朝の挨拶、
A:「おはようございます。」
B:「おはようございます。昨日はお疲れ様でした。」(+1)
C:「おはようございます。昨日はお疲れ様でした。しかし部長、タフですね!」(+2)
その後の会話が続くのはA〜Cのどれか、言うまでもありません。
4)誰もが絶対に興味があるネタからはじめる
はじめましての人と話すとき、最初に何を話したらいいかわからない、、、そんな時の“王道”は、「誰もが絶対に興味があるネタからはじめる」ということです。
誰もが興味がある、それは単純に誰もが「毎日する5つのこと」だといいます。
1:食べること
2:動くこと
3:働くこと
4:お金を使うこと
5:寝ること
雑談の目的は、相手に心地よい空間を作ること。「この人と話すと心地よい」、こう感じてもらうことがその場を、またその後の関係を良好なものにする第一歩であることは間違いありません。
「何か話さなければ」と気負うあまり、マシンガンのように自分のことを話す人もいますが、そんな場が相手にとって心地よいはずがありません。
商談においても、うまい質問で会話をリードして相手からさまざまな話を引き出すことに使う60分のほうが、自社の製品やサービスのことをアピールし続ける60分の何倍もの価値があるのではないでしょうか。
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