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『自社は「どのような会社ではないか」を決めることの価値』
『自社は「どのような会社ではないか」を決めることの価値 〜変化に柔軟なアイデンティティをつくる』(マデレン・ローチ、ザラ・シュタンスケ)
ハーバードビジネスレビュー(HBR) オンラインからの引用です。
「自分たちは何を目指す会社なのか」すなわちパーパスを社内外に周知することの効力が「パーパス経営」として注目されています。
しかし本稿では、「我が社は◯◯ではない」という正反対の方向性でアイデンティティを定義することも「我が社は◯◯である」というメッセージと同等の価値を持つと説いてしています。
すなわち、何が自社のアイデンティティに反するのか、そしてどのような戦略を採用しないのかを明確にするということです。
筆者は、このようなコミュニケーションは、会社が激しいストレスや危機にさらされているときや、まだ会社の戦略やアイデンティティが定まっていない場合、会社が変化を余儀なくされていたりするときに有効であるとし、配車サービス大手のウーバーが、ビジネスモデルを確立するまでの間に発していた「私たちはタクシー会社ではありません」というメッセージが、ウーバーのビジネスを定義づけていたと例示しています。
変革を余儀なくされている人材ビジネスにおいても、「自分たちがどのような存在ではないのか」を大胆な未来予測と自己否定をもとに考えてみることが、新たな存在意義を見出す一つのヒントになるのではないでしょうか。
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