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「人生ってしりとりみたいなものよ」

  疲れが溜まっていたので今日は"No Work Day”にして、朝から怠惰に過ごしました。

  何気なく点けていたケーブルテレビのプログラムは映画「memo」。何か言葉が頭の中に浮かんできてしまった瞬間メモせざるを得ないという「強迫性障害」の症状を持った女子高校生が主人公です。

  この作品は俳優の佐藤二朗さんが自身の強迫性障害の体験を基に描いた作品で、佐藤さん自身も物語の重要な役割を担う主人公の叔父役で出演しています。

  ストーリーそのものは平板(どちらかというと退屈)で淡々と話が進むのですが、主人公が両親にこんな質問をするシーンで一瞬にして引き込まれました

「人生って何なの?」

  それに対して高岡早紀演じる癒し系キャラの母親の答えが実にシンプルに本質を突いています。

人生ってしりとりみたいなものよ。あんまり深く考えなくてもできる。でもちょっと考えないと続けられない。ちゃーんと考えればいつまでも続けられる。しかも自分が楽しもうと思えばいくらでも楽しめる

  感染の恐怖、経済的なダメージがどのくらいで、いつまで続くのかという不安、そして大きく変化した生活様式への戸惑い。

  この状態をとても“楽しむ”ことなど出来ない人も多いと思いますが、ある程度は身を任せ、新たな社会への変化を楽しむ気持ちを持つことができたら幸せなのではないかと、ゆるく感じました。


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