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採ってはいけない人

  プレジデント・ウーマン・オンラインの最新記事から。

  組織コンサルティングの(株)識学で新規事業開発室長を務める冨樫篤史氏による『オンライン面接で“絶対に採ってはいけない人材”を見抜ける質問2つ』。

  リモートワークの進展によって急速に普及しているオンライン面接。対面での面接に比べて直観的に取得できる情報が少ない分だけ、効果的な質問によって適切な採否の判断を行なう必要があります。

  冨樫氏は、採否を決する判断軸として、①スキルセット(職務遂行に必要な技能、経験、専門知識、コミュニケーション力)、②マインドセット(やる気、コミット力、雰囲気/人柄、企業文化へのフィット感など)、の2つを挙げた上で、専門家が見れば比較的容易に判断がつく①にくらべ、とかく曖昧になりがちで見極めるためのメソッドが確立されていない分だけ確からしさの低い②について、以下のa〜hのような要素分解を行ない、見極めるための有効な質問を紹介しています。

a)自己評価:自身の価値を自身が決めると考えている度合い
b)組織内位置認識:自社に位置している意識(所属)、上司を上司と思っている度合い(上下関係)。これらの意識の度合い
c)結果明確:自身のミッションをどの程度明確に捉えられているかの度合い
d)成果視点:やる前に熟慮する度合い やる前のプランニングに時間をかける意識の強さ
e)免責意識:他責思考の強さ
f)変化意識:成長したいという指向性の強さ
g)行動優先意識:速やかに取り掛かる、繰り返し取り組む、といった意識の強さ
h)時感覚:スピード感 時間短縮に価値があるという感覚の強さ

  人材採用の本質を熟知した冨樫氏らしく、これらは全て対面型の面接においても有効な尺度ですが、対面での面接に比べて得られる情報が少ないオンライン面接では、何に注視して訊くか、という事前の仮説とシャープな質問が重要であるという点において、面接力や職歴書を読み解く力を、一段高いレベルに高める必要がありそうです。

  

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