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グランピングってアレがすごいらしい

グランピングしたことありますか?
コロナ以降、通常のキャンプとともに
グランピングが注目されてますが、
さらに加速して流行ります。

最近、知人の中で、自社ブランド商品の
ネット販売で成功した人たちが
グランピング施設をオープンするケースが
同時期で複数ありました
(直接知っている会社だけで2社)

わたしもキャンプ用品の自社ブランドを企画
いていたので(今は一時中断)
今日はグランピング市場の動向について
お伝えします。

グランピングって自然の中で
豪華でホテルのようなテント型施設に
泊まるような体験をいいます。
(定義はあいまいです)

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参考:オートキャンプ市場の動向については
以前下記の投稿で出しました。

【結論】

ずばり、すごいのは、
今後の市場規模の成長予想と
お客様単価から見る粗利率

です。

【グランピング施設を開業する理由】

グランピング施設を作ろうしている
知人の会社は自社でキャンプ商品を
作っていたところが多いです。

施設をやろうとした理由として大きいのは
以下の4点ではないかな、と思います。

● 成長産業であること

統計結果にあるように
興味があるものの「施設数が少ない」ことが
未経験者のアンケート結果としてあるようなので
ポテンシャルがありますね。
(市場規模的なものは下部へ)

● 利益率が圧倒的に高い

冬は閑散期になるものの、
客単価は2〜3万円する施設もゴロゴロあります。

すごい高くないですか?
普通の標準的なリゾートホテルと
同じような金額ですよね?

さてここで質問なのですが、

① 宿泊施設を建てるときの初期費用は
通常のコンクリートのホテルと
丈夫なテント型の施設とどちらが安いでしょうか?

② 人を雇ったりメンテナンスをする場合、
 通常のホテルとグランピング施設では
  どちらのほうが安いでしょうか?

③ ブームが去り、撤退するとき、
 通常のてるとグランピング施設では
 どちらの方がコストが安いでしょうか?

=>  すべて答えは「グランピング施設」ですよね?

施設の規模にもよりますが、
少なくとも数千万円ぐらいはかかるので
個人でやるにはリスクが高いですが、
それでもホテルよりは数分の1にはなると思います。

客単価は一緒ぐらいなのに・・・。

施設によっては、最終利益で50%近くになる
ケースもあるようです。

● コロナの影響で大きな補助金が出るようになった
  (=
チャレンジが低いハードルに)

さきほど最低でも数千万円はかかる、と
書きましたけど、今回のコロナのタイミングで
新設された事業再構築補助金では、
最大9,000万円(補助額6,000万円)補助がでるようです。

成長市場で、高粗利ビジネスに
低リスクで参入できるチャンスが訪れたというわけです。

● 自社商品をリアルな環境で売りたい
(=プロモーション目的)

これはいうまでもないですね。
お客様が、おしゃれな施設で映える写真をとって
SNSにあげたり、テレビなどで特集されれば
当然、従来のブランドのように価値があがりますね。

【市場予想】

ここでは市場予想の話を書きます。

グランピング施設を通常のコテージ型の
キャンプ場から拡充した場合があったり、
そもそも定義があいまいなので試算が難しいのですが、

●現状:
売上規模:600〜800億円
施設数:
全国でグランピングと名前をつけている
キャンプ場は約350箇所。
(グランピングとは謳ってないけど、
トレーラーハウスがあるキャンプ場は1,000越え)

●将来(数年以内):
売上規模:2,000億〜3,000億に(約3倍)

なんともあいまいな数字なのですが、
5年程度でマーケットが3倍になる市場なんて
ほかには見当たりずらいので
すごさは伝わりますね。

●参考までにほかの関連数値
2020年
・国内旅行は前年比半減しました(マイナス50%)
・オートキャンプは前年比は30%減。
 ただし、ソロキャンプの利用者は増加し
 (全利用者の11.1%で大幅増)
 1回の利用泊数が長期化

・またキャンプ用品マーケットは16.3%増で過去最大。
(密を避けるために予約数を制限したことによる影響?)

【グランピングの歴史】

参考までに、どこから生まれた
言葉か知っていますか?

こたえは、、、、、

イギリスです。

2005年に生まれたキーワード。
ロンドン郊外を中心に全土で250を超えるグランピングスポットが展開。
イングランドとウェールズ地方に多く分布しているのが特徴。

非常に小型の小屋、古風な馬車風トレーラー、
ゲル(モンゴル風テント)などが主流。

以前からヨーロッパの貴族の間では、
自然の中で、豪華なサファリロッジに泊まることを
ラグジュアリーキャンプと言っていたので、
その流れでできた言葉のようです。

日本では、2010年代に入ってから
海外の情報が入る形で少しずつ施設ができた様子。
天候に左右される従来型のキャンプの弱点を
補える良さがあります。
本格的なブームの火付け役になったのは
2015年に星野リゾートがグランピングと名前をつけたホテルを
開業したからだと考えられます。

【さいごに】

グランピングのポテンシャルはすごいですね。

ただ、一方でキーワードとしての認知は
80%を超えているという統計があるものの
実際の経験者は15%程度という
統計結果も出ています。

未経験な理由は、値段、、、とも。

今後の動向が楽しみです。



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