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家で里山を再現するのが「里庭」

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「里庭」についてまとめています。 写真をたくさんご紹介します。 庭づくりの本質、真実について綴ります。
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#環境

家で里山を再現するのが里庭3「利用の多様性→管理の多様性→環境の多様性→生物の多様性」が里山のカラクリ

里山の生物多様性を守ってきたのは実は私たちでした。 みなさんが知ってる生き物たちが出てきます。 日本の自然って地域や場所によって大きな違いがあると思いますが、ご批判を承知の上で極端な言い方で国内の森や林などの環境を大きく分けると「奥山の自然」と「里山の自然」かも知れません。細かく分類すれさらに深く紹介できるのですが・・・。 では、里山の自然はどうでしょうか。畑や田んぼ。雑木林や竹林、ため池や小川などの環境の集まった環境です。毎年、地域などの皆さんや農家の皆さんが定期的に

家で里山を再現するのが里庭16「これが私が農薬を使わない理由の一つです」

都市が故郷となるカワセミたち 生まれ育ったのは横浜の里山。小学校へは5キロほど歩いて登校。牛車が通ったわだちの田舎道をテクテク。地域にもよるが港町横浜も昭和30年代はちょっと街から離れるとこのような場所があっちこっちにありました。田植えが終わった田んぼの中に大きなドジョウやタニシたちの姿にワクワクしました。 昭和40年代の半ばになると子供心に社会の様子が変わったことを肌で感じ取れる出来事が始まりました。農道が舗装道路に。伐採した大きな木を里に引き摺り出していたでっかい馬が入