孤独に生えている秋の草
とりあえず外出中の話と自宅にいる間の時間には明確な違いがあり、どうしても私を外部と区別する情報が存在しないらしい。
記憶を探ってみてもどうやら誰かの頭の中を利用しているだけに過ぎず、そうであるのならば、いったい何故このような無意味な文書を並べるのかは非常に難しく答えすら出しづらい。
なんにせよ、嘘をいくつも並べたところで明日のことはわからないし、今日はただ続いて行くだけに過ぎないことがこと細やかな連続性の話をしている。
好きな時間を過ごしていると普遍性を理解とは違う領域に置いている時点で痛覚がいつまでもないはずのない腕を指し示していて月並みだけれど演繹されているのは自分なのか他者なのかすらあやふやだ。
仮想空間上で形成している追憶について並べているのが前提ではあるけれど、空はどうしても青いままで眼球は血液によって変形するまで偽造されている。
と難しい言葉を並べてはいるけれど、単純にいえば電車に乗って外出している。
今日は今日でとりあえず眼鏡のガラスを交換しなければならない。
undercoverというとファッショブランドではあるけれど、眼鏡を見つけたので度が入ったものに交換しようという魂胆だ。
いったい何になるのだろうとは考えているけれど、とりあえず眼鏡は二つになる。
ナンバーナインと泰八郎謹製によるコラボレーションであるけれど、なかなかに良いデザインだ。
日常的に使っているので摩耗が気になるし出来れば長く使いたい。
もう一つ替えのものが欲しいと考えてメルカリで落札したはいいものの度が入ってない。
undercoverなんて言われると性的サービスを行う風俗店を思い出してしまう。
時折利用することはあるけれど、さすがに眼鏡とは違う。
常用するわけにはいかない。
まぁ、なんにせよ、飛行機雲のことを考えているだけで理解が及ばない現実が襲ってくる。
いったいどういうことだろうといくつにも神経質な思考を続けていて朝が来るのが待ち遠しくなることがある。
それはやはり仕方のないことだろうか。
さりとて、アダルトビデオを、鑑賞しているときに意味性を喚起させる色信号について思惑する。
物語構成と女優のバックグラウンドには深い繋がりがあり限定的な条件で私のことを分裂させる要因すらある。
外側にたどり着いた時に事実を肯定する。
電車でテクノを聴いてる。
四分音符のキックドラムと十六分のハイハットがスネアに交差しながら裏拍でなるシンセサイザーを肯定している。
コンプレッサーがかかったサイドチェーンベースには嘘偽りがない。
J-POPではあまりみないかもしれない。
そういうわけで今日は外出している。
いつもよりは憂鬱である。
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