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無駄な創作活動で得たジャーナリズム思考

まずはこちらの動画をご覧ください。


無駄なことをしないと、合理的になれない

イチロー氏

全ての人間は、現状よりも良くなっていこうとする性質がある。ただし、何に向かっていくのか、そのプロセスは人それぞれである

為末氏


1. 無駄という名の成長プロセス

我々は何を成長と呼び、いつどのようにして成長に到達するのだろう、ということを日々考えています。

動画内で「無駄なことはできるだけやったほうがいい」という言葉があります。無駄なことから気付きを得て、肌感覚で自分なりの手法を選択していくことが大切なのでしょう。

成長へのプロセス

現状より後退したい、という人は存在しないと思います。Cのように他の人には後退に見える・間違っているように見える状況があっても、最終的に成長に到達すれば良い。そのプロセスは人それぞれで正解は無いでしょう。


2. リアルな状態の報道

ここからは私のnoteの話をしていきます。現在投稿している全27記事それぞれへいただいた「スキ」の数から何が分かるのか、分析をしてみたいと思います。

2023年9月27日現在です。

有難いことに沢山のスキをいただけて本当に感謝しております。スキをいただけることは本当に嬉しいです。

30〜40のスキを獲得している記事の内容を改めて分析すると「リアルなデザイン組織の状態」「課題や経験から学んだ情報開示」である、ということに気付きました。

通常では知ることが難しい「現場状況」を実務者が語る、という点が読者からは求められているのかもしれません。同じような状況で悩んでいる方に、少しでも有益なナレッジをお届けできたら良いなと感じます。

逆に私個人の自論を語っている記事については伸びが悪いので、読者から求められていないことが分かります。しかし、そのような記事も自分の頭を整理するために書き続けたいと思います。書くこと・考えることが「楽しい」という感情を大切にするため、そのバランスは重視したいですね。


3. ジャーナリズム思考の必要性

求められているリアルな情報を報道していくことが必要です。それはもしかすると「ジャーナリズム思考」なのではないかと考えました。

ジャーナリズム:ニュース・出来事・事件・事故などを取材し、記事・番組・本を作成して広く公表・伝達する行為。それについての解説や論評。

Wikipedia

「ジャーナリズムとは報じられたくないことを報じることだ。それ以外のことは広報にすぎない」という言葉もある通り、自身の課題や組織の課題というものはできれば他者に知られたくない情報かもしれません。もし良い解決手段を見つけた場合、公表せず自身だけのものとして大切に保有しておきたい気持ちもあるかもしれません。

しかし、だからこそ価値のある情報として求められることも事実でしょう。


まとめ

この需要に気付くまでに私はいくつもの「無駄な記事」を書いてきたのかもしれません。しかしながらそのプロセスがなければ、そもそも需要に気付くことすらできておらず、本当の意味で肌感覚にてこの事実の重要性に触れることはできていないでしょう。

無駄な創作活動には意味がありました。無駄な遠回りには効率化では得られない多くの価値があることと思います。

クリエイティブやデザインの創作活動、そして人の成長プロセスにも多くの無駄があるかもしれません。しかし、無駄を通って得た「成長」には、揺るぎない確かな自信と実力が内包されているでしょう。

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