今朝、LinkedInを見ていたら、Hidetoshi Takanoさんが次のような投稿をしていました。
三流は人の話を聞かない。
二流は人の話を聞く。
一流は人の話を聞いて実行する。
超一流は「人の話を聞いて爆速で実行してPDCA超高速で回して結果を出す」超一流の人はすでに成功しているのにまだまだ貪欲に新しい挑戦や改善をして「実行」し続けていく。現状維持は衰退。
たしかに、人の話を聞くかどうかは、初動のタイミングで大きな別れ目だと思っています。
優秀なコーチは、スキルの高い人を見つけて指導するのではなく、素直に意見を聞く人に教えるのだといいます。僕自身の経験でも、頭角を現す人と、そうで無い人の決定的な違いは素直さにある、と何となく感じています。
まずは人の意見を受け入れることから始まり、その後に少しだけ自分の味を見出す。最後に完全に自分の色にする。「守破離」を愚直に、しかも高速にやり続けることが必要で、守すらできないと次のフェーズにすら行けなくなるのですね。
これは企業活動にも言えて、先行事例から学ぶのは守。続いて、そこからオリジナリティを模索するのが破。競争力あるサービス展開に打って出るのが離です。過去の成功体験や固定概念に囚われて、未だに時代に合った守すらできていない企業が多いように思います。また、守すらできていないのに破離をいきなり行おうとするケースも散見されます。これではなかなか結果にはつながりません。
守だけできても世の中に対して競争力のある価値は出せないので、破離の具体的なアクションが重要になりますが、様々な要因でモノゴトが進まないのが実際の所なのではないでしょうか?コロナ禍で変化待ったなしの状況なのに、そんな悠長なことをしている場合なのか? と僕は思います。
テクノロジーがいくら進化しても、世の中、結局はヒトであり、一人ひとりの具体的なアクションが未来を切り拓いていきます。
僕自身、コロナ禍で自分ができることの限界を見たといいますか、昨年のような動きでは何ら成果を上げられないと痛感し、日々のアクションを見直しました。都度、行動を振り返ることで、少しだけ世の中に価値を提供できるようになってきたなというのが今であり、これからがPDCAを超高速に回していく本番だと思っています。
2020年はとんでもない年になりましたが、日本の茶道や武道の教えとして、かねてから伝えられている「守破離」を意識することで、今後も戦えるスキルが身に付くのだと思うと、先人の知恵ってとてつもないですね :)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?