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「自由な意思」のためのヒント

私たちは 何かをする時 自分の意志があってその次に行動があると考えている 。しかし、最近の研究では そうでなく行動をおこすかどうかは先に決まっていて、意志というのは後付けで感じられるものであるとのことである。

例えば 目の前にあるコーヒーカップを手に取る時、コーヒーカップを手に取ろうと思ってそれを手にするのではなく、コーヒーカップが目に入ってそれを手にすることが決まってから、私がそれを取ろうと思ったのだ、という感覚が後付で生成されるということである。

それを 極論すると、人間の自由意志 などというものは単なる一種の感覚であり、人は外部からの刺激に対してただ反射的に生きるだけの生き物となってしまう。

それを避けるために、私は自分の希望や意思というものを外部化することが非常に大切であると思う。

外部化するというのは、例えば、紙に書いて壁に貼っておく、あるいは計画を立てて見えるようにしておく、ということである。

外部化したものが自分の目に入るようにしておくことにより、個々の行為は反射的であっても、自分の行動を一定の方向に定めて進めることができるようになる。

結果として 本当の意味での意志というものが自分の行動の積み重ねの中に現れてくるようになる。

それにより本来、本能的であり、刹那的あるいは反射的であった存在が、自分の意志という一定の方向性を持った存在になりうるのだと思う。

目標を書く あるいは 計画を立てるという行動は、一見窮屈な行為のようにも思われる。しかし、実は、自らの希望や意思により方向性をつかみとるといいう意味で、自由をもたらす根源でもあるのだ。

もし、何か目標があったり、やりたいこと、習慣にしたいことがあったら、まず、紙に書いていつも目にするところにはっておいてはどうだろうか。それが本当の意味で、あなたに自由な意志をもたらすのだ。







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