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自分自身の価値観が切り替わる条件を見極める

世の中の動きが激しい。

メディアに載る情報以外にも、激しさを増してくる。

表側でも裏側でも、いろいろな事が起きている。

これだけ大きな事が起きていても、人による感じ方はそれぞれ。

おかしさや不思議さに気がつく人や気が付かない人。

そして気がついていても行動しない事というのもある。

なぜ二つのパターンに明確に分かれてしまうのか。

それは個人の基準となる価値観の違いによるもの。

その人にとってのセンサーに反応しなければ、全てが同じように捉えられる。

そしてセンサーに反応しても、行動を変えるだけの力があるかないかという点でも違う。

価値観の切り替わり方の違いよって、その人の行動や選択が変わる。








個人の価値観が切り替わるのはどんな時か。

それは人によって、分野によって大きく異なる。

ある人は人から情報を少し聞いただけで価値観を変えることもあるかもしれない。

権威のある人の一言や、有名な本から自分なりのロジックを組み立てた結果として考えが変わるのかもしれない。

どちらかというと新しいことをすんなりと受け入れるタイプが多い気がする。

ある人は強烈な体験をすることで価値観を変えるかもしれない。

目の前の悲惨な出来事や、自分自身が被った被害が心に刻まれて、その結果考えが変わるというもの。

それは多くの人が変えている所を見ても変えなかったところを、自分で経験して初めて変えるタイプ。

そして人によってはどのような経験をすることがあっても、価値観が変わらない事があるかもしれない。

どれだけ多くの自分の常識と異なる体験をしても、それは例外に過ぎないとして切り捨てるということ。

それであれば、どんな経験や正しいとされる知識に出会っても、考えを変えることは決してない。

このように、考えを切り替えるかどうかということについては、人によって大きな差があることは間違いない。

イノベーション理論で言う、イノベーター、アーリーアダプター、アーリーマジョリティ、レイトマジョリティ、ラガードの違いのようなもの。

それぞれの考えがあってそれに従っているのは、どの時代も多くある当たり前のこと。

だからこそ、どれが良いか悪いかとかはあまり気にしなくていい気がする。

あくまでもある基準に対する効果性がどれほどかということにすぎないのだから。








時代が進む速度が速いと、多くの人は取り残される。

ある分野ではついていけても、ある分野では圧倒的に遅れをとってしまう事があるかもしれない。

もちろん時代を先取りすることも、少し遅れることもどちらも良い・悪いことではない。

というのも、人によって進み方はそれぞれなのだから。

時代の先取りをして得する人もいれば、損する人もいる。

もちろんその逆もあったりする。

大切なのは、自分自身がある価値観に対して、どれほどの出来事で変化を受け入れる人かどうかということを理解する事。

あなたは価値観を学んで変えるのか、経験して変えるのか、人から言われて変えるのか、そもそも変えないのか。

どの傾向があるの自分なのかを客観的に把握する事こそが、大切なことのように感じる。

自分の納得のいく価値観状態で本当にいられているか。

自分自身の傾向を認識して自分をコントロールすること、それこそが時代の変化が激しい時代に対応する個々人の防衛策としてベストなやり方なのではないだろうか。









ありがとうございました。

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