性的倒錯ヤギの作り方(某文芸誌で連載予定のテスト原稿をこっそり公開)
某一流文芸誌から連載のオファーが来ている。
ありがたい話である。僕のようなしがないインターネット芸人が物書きとしての実力を買われているのだから。
雑誌の名前はまだ言わない方がいいと言われているので伏せておくけれど、普通に一流の文芸誌だ。松本清張とかも連載していた。そんな一流の文芸誌で連載させてもらえるのだから、これは光栄の極みである。「作家」という肩書きをつけることに今までは抵抗があったけれど、これからは堂々と名乗れるかもしれない。
先日帰省したときに両親に連載のことを伝えると、「すごいじゃん!」と大喜びしてくれた。こういう良い報告を持ち帰れると、故郷に錦を飾るといった趣がある。親孝行者だなぁ、と思った。
さて、この連載の方向性についてだが、「知的な下ネタに特化した文章」である。
大丈夫か? 一流の文芸誌がそんなワケの分からない連載をさせて大丈夫か。
担当編集者と食事に行っているときに話した仮題は『読むだけでグングン頭が良くなる下ネタ集』である。大丈夫か? 一流の文芸誌がそんなワケの分からない連載をさせて大丈夫か。
そういうことで、喜ぶ両親に「どんな連載?」と聞かれたときに口が重かったのは言うまでもない。「読むだけでグングン頭が良くなる下ネタ集、みたいなヤツ」と回答したときの両親の残念そうな顔がまぶたに焼き付いて離れない。親不孝者だなぁ、と思った。
さて、編集者に「連載の方向性を確定するためにテスト原稿を見せてくれ」と頼まれたので、ここしばらくはテスト原稿を書いていた。今日はこのテスト原稿を掲載したい。
「なんだ、いずれ雑誌に掲載されるものか」と侮るなかれ、もしかしたらこの原稿は世に出ないかもしれない。
というのも、この原稿は、書き上げた段階で「書いてみたけど色々とセンシティブでヤバそうだなぁ」ってなったものだからだ。
あと、デリケートな社会問題の地雷2つに同時に踏み込んでいるからだ。炎上リスクが常識の2倍ぐらいある。
ついでにいうと、具体的な大学の名前を上げてイジり倒しているので、訴訟リスクもある。
炎上リスク2つと訴訟リスク1つの両方をクリアしないと載らないので、多分このテスト原稿は紙面に載らない。編集者には試しに送りつけてみようかと思うけれど、書き直して載せるか、あるいは完全にボツにして新しい原稿を送ることになるだろう。
そういうことで、一番僕が好き勝手やった今回のテスト原稿は、今ここでしか見られないものだ。
以下有料になるが、興味のある人はぜひ課金して読んでほしい。『読むだけでグングン頭が良くなる下ネタ集』という仮題の時点でお分かりのように、読んでも何の得もないし、頭も良くならない。それでも楽しみたいという方のみ課金していただければ幸いだ。
単品購入(300円)もできるが、定期購読(500円/月)がオススメだ。いつ入っても今月書かれた記事は全部読める。5月は5本更新なので、バラバラに買うより3倍オトク。
では早速見ていこう。今回書いたテスト原稿が、こちら。
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